2014年08月18日

記憶は、歪む

心理学者エリザベス・ロフタスの、スーパープレゼンテーション「記憶のフィクション性」(3/3放送)を観ました。

記憶は、記録装置のように正確なものと思いがちですが、記憶ほど、頼りなく、変わっていくものもありません。また、誤った事実を、事実だと思い込むことも多々あります。それが原因で、えん罪になった人のことも取り上げられていました。

ちょっとした言葉の違いで、重く受け止めたり、軽く受け止めたりもします。

プレゼンテーションでは、事故現場の写真を見せて、「ぶつかった」と説明したグループと、「激突した」と説明したグループとでは、「激突した」と説明した方が車のスピードを速く言った上に、窓ガラスが割れているとまで、話したといいます。実際には窓ガラスは割れていないのにです。

心理療法の、イメージ療法や夢分析、催眠療法などの危険性も指摘しています。記憶が操作されているというのです。

心理療法は、道具です。ナイフは便利な道具ですが、使い方を誤ると、危険なのと同じで、どのように使うのかが問題なのです。とはいえ、素人の方には、何の療法がいいのか、どんな専門家がいいか、わからないかもしれません。

専門家だからというような、頭での信頼を捨てて、人として、相性が合うか、この人ならまかせられると思えるか、疑うでもなく、妄信するでもなく、自分にきいてみてください。人間の勘は、かなり当てになります。また、周りの人がしあわせな感じかどうかも、有力な要素です。

そして、そもそも記憶自体が、操作されやすい、もろいものだと知っておくことが大事です。

そうすれば、記憶だけで、有罪になったりすることもなくなり、きちんと記録したり、確認し合ったりということが行われ、争いが減ることでしょう。











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