2014年03月30日

上から目線にならない褒め言葉は何か?

 今日の朝日新聞の朝日求人のコラム「仕事力」で、前にもご紹介した、劇作家の平田オリザさんが、「わかり合える回路は作れる」の4回目を書いていました。

 そこに、「日本の中高年男性は『対等』に気づこう」とありました。「欧米の言葉に比べて日本語には、対等な関係で褒め合うボキャブラリーが極端に少ないと感じます。上から下へ『よく頑張ったな』という種類と、下から上に『すごいですね』といった表現はありますが、同じ立場でたたえ合う言い方がほとんどありません。これではビジネスが硬直してしまう」(本文より抜粋)というのです。

 わたしが就活をしていた頃、つまり今の中高年が就活していた頃は、体育会系の人がもてはやされていました。上司の言うことをきき、体力のある人が求められていたからです。中高年に限らず、若い人でも、昔ながらの体育会系を経験した人たちは、対等が苦手なように感じます。上下関係が叩き込まれているからです。

 時代は移り、今や対等な関係が新しいビジネスのアイデアを産み、変革をもたらすときに、この上下関係は大きな壁になるでしょう。アイデアを考えること自体が難しい人も多いでしょう。従うことばかり訓練されて、自ら考えるということがなく、今までのやり方を伝承してきたからです。

 「いいから、考えろ」と言われて、アイデアを思いつけたとしても、上下があると、上の意向に合わないアイデアは、却下されるだけでなく、こき下ろされたり、ダメな人扱いされたりしてしまうので、怖くて話せません。アイデアを出さなくても怒られる、出しても怒られる、ということにもなりかねません。

 平田さんが提案したように、言葉から始めるのはいいアイデアです。態度や考えを変えるのは難しいですが、言葉遣いを変えるだけで、少しずつ態度が変わってきます。上から目線にもならず、下から見上げるような表現でもない、褒め言葉を探したいものです。

 わたしは、「すばらしい」とか「すてき」という言葉が好きです。年齢、経験を問わず、お互いに「すばらしいですね」「すてきですね」と言い合えたら、ナイスアイデアが、どんどん生まれでるのではないでしょうか。

上から目線にならない褒め言葉は何か?

 アイデアが、花開くことがすばらしい!





クリックよろしくお願いします。
↓↓↓
同じカテゴリー(コミュニケーション)の記事画像
脅威を感じる相手に負けないためのイメージトレーニング
今、できること
新しい環境になじみやすくなるイメージ
苦手な人と、そこそこうまく付き合う、おもしろい方法。
ほめられたら、どうするか
自分がどうしたらいいのか、自分でもよくわからなくなるときに、どうするか?
同じカテゴリー(コミュニケーション)の記事
 脅威を感じる相手に負けないためのイメージトレーニング (2016-05-17 10:50)
 今、できること (2016-04-17 15:09)
 新しい環境になじみやすくなるイメージ (2016-03-13 19:54)
 苦手な人と、そこそこうまく付き合う、おもしろい方法。 (2016-02-28 19:08)
 ほめられたら、どうするか (2016-02-15 21:17)
 自分がどうしたらいいのか、自分でもよくわからなくなるときに、どうするか? (2016-02-13 18:46)

Posted by いなまつゆか at 18:59│Comments(0)コミュニケーション
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
インフォメーション
【オフィシャルブログ】 社長ブログリーダーズ
お店ブログharimaChic!
ベーシックブログベーシック
神戸・明石・兵庫でホームページ制作なら 兵庫web制作.com

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 33人
オーナーへメッセージ