2014年03月16日

不登校状態の人に、大人が生き方を見せられるか

 昨日の勉強会で、子どもたちに生きる姿をサンプルとしてみせようという話がありました。一緒に暮らすだけでは、生き方が漠然としていて、どういう生き方をしていったらいいのかが、見えません。生きるパターンが見えないのです。そのために、不登校になっている子どもも多いのではないかという話でした。

 実際に、最初子どもさんと始めたランニングをきっかけに、親御さんがマラソンに目覚め、走り続け、大会等にも参加するようになった結果、中学時代は不登校状態だった子どもさんが、高校に行き出したという例が挙げられました。

 親がマラソンをしたら、子どもが学校に行き出すというような単純な問題ではないことは、わかっています。「そうか、マラソンか」と思って、無理してがんばって、走っても、うまくいかないでしょう。しかし、1つのヒントを教えてくれているのではないでしょうか。大人が何か目標を持ち、それに向かっていきいきと生きている姿を見せたなら、子どもたちはそういう生き方があるのかと思えます。マラソン大会に向かって毎日走る。展覧会に向けて、パッチワークを作る。何かやりたいことを目標に、努力する姿は、楽しげで、いきいきとしています。

 本当はつらいけど、家族のために仕事をする、というのは、立派な姿ですが、未来が明るくは思えません。「あなたも、嫌な勉強を歯をくいしばって、勉強して、いい大学に入って、サラリーマンになって、特にやりたい仕事ではないけれど、そこそこの年収をもらって、結婚して、家族を養っていくのですよ」と言われても、魅力的にはうつらないのです。

 「お父さんは、こんな社会にしたいと思って、今の仕事がんばってるんだ。お客さんが喜んでくださるのを見ると、この仕事していて、よかったなあと思うんだ。次はもっと喜んでもらおうと思って、こんな勉強しているんだよ」というなら、話は変わってきます。

 目標の大きい、小さいではありません。無理をしろという気もありません。ささやかでもいいから、何か生きる目標を持って、できることを積み重ねる。趣味でも、仕事でも、ボランティア活動でも、なんでもいいから、大人もやりたいことを見つけて、輝いてみてはどうでしょう。

 大人の今が、子どもにとっては未来なのですから。

 

 大人も、いきいきと生きる



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