2014年02月25日

「あなたが盗ったの?」と言われたら

 兵庫県明石市社会福祉協議会さんで仕事でした。寄り添いボランティア養成講座の2回目「傾聴のスキル」です。

 

 ロールプレイという、話し手、きき手、観察役に分かれてきく練習をしました。話し手の方は、利用者さん、ボランティアをする相手役になっていただきました。きき手の役は、相づちやおうむ返し(相手の言葉をそのまま返す技法)など、返し方を制限してきいてもらいました。

 最後に質問をいただきました。利用者さんの役の方に「物を盗られた、あなたが盗ったんでしょう?」と言われました。相づちとおうむ返しだけの時だったのですが、それではとても返せませんでした。どうしたらいいんでしょう?」という質問です。

 確かに難しいケースです。いったん相手の方のお気持ちを受け取ることをお勧めしました。「物を盗られた、わたしが盗ったんじゃないかと思っておられるんですね」という感じです。これは「そうです。わたしが盗りました」というのでもなく、「いいえ、盗っていませんよ」というのでもありません。

 最初に受け取ってから、「ないんですね。おかしいですねえ」とか「困りましたねえ。なくなったら不安になりますよねえ」などと、気持ちに寄り添いながら、返してみます。

 手に負えないとき、暴力や暴言になるときは、職員さんにまかせたり、退散することも必要です。相手を受け入れるということは、何をされてもいい、何を言われてもいいということではありません。気持ちに寄り添ってみて、相手が落ち着かれるようなら続けますが、そうでない場合は、距離をとりましょう。

 



 



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