2013年12月21日

認知症カフェ〜認知症になった人も資源

 今日の朝日新聞朝刊に、「認知症カフェ」が取り上げられていました。「フォーラム 認知症カフェを考える2013」が1日に開かれたのだそうです。

 さまざまな形態があるようですが、カフェには、お客さんとして、認知症を患っている方、そのご家族、住民の方がおしゃべり、お茶、食事ができるだけでなく、配膳を認知症になった方が担っておられるところもあるのだそうです。ご家族によると、「夫は、カフェでは家では見せないような笑顔です」とのこと。

 子どもたちが、何かやってくれたときに、「ありがとう、役に立つね」と言うと、本当にうれしそうな顔をします。うちの子どもたちが小さかった頃、よく夫の職場であった身体障がい者の施設や特別養護老人ホームに遊びに行かせてもらいました。すると、顔を輝かせて、お菓子をくださったり、はだしの子どもたちのことを心配してくださったりと、思いを寄せてくださいました。本当にありがたかったです。

 障がいがあろうがなかろうが、病を持とうが持たまいが、誰にも存在の根っこに、「人とつながりたい、何かの役に立ちたい」という思いがあります。この思いが、元気につながります。

 助けられながら、誰かの役に立つ、外に出て、コミュニケーションをはかる。カフェの取り組みは、手間や費用がかかるのかもしれませんが、長い目でみれば、元気な人を増やしていくのではないでしょうか。

 現在の福祉を否定しているのではありません。福祉の現場の皆さんは、本当にがんばっていて、支えてくださっています。しかし善意に頼り、甘えている部分も少なくないのです。こころやからだを擦り切らせ、去っていく人たちがいることは、とても残念なことです。

 全ての人を、大事な人材、貴重な資源と考えて、活かす道はないものか。この視点を持って、世の中を見てみたら、カフェに限らず、たくさんのチャンスが見えてくるでしょう。

 

お茶しよう!



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