心理スペース「ぽれぽれ」

　NHK「てっぱん」を観ていたら、主人公の女の子が人に関わるたびに、「かきまわすな」「つっこみすぎ」と言われていました。


　空気が読めないと言われているのでしょうか。


　あまり今まで関わってこなかった人の、どこがさわってほしくないところなのか、どうやってわかるのでしょう？


　やはり、関わらないとわからないんじゃないでしょうか。


　人を一度も傷つけず、一度も傷つかず、一生を終えることはできません。


　関わらないことが、空気を読みすぎることが、人を傷つけることも、自分自身が傷つくこともあります。


　失敗や成功を重ね、泣いたり、怒ったり、笑ったりしていくなかで、人の痛みや、思いやり、そっと見守ることの大切さ、愛することを知っていくのだと思います。


　何を言ってもいいと言っているわけではありません。


　今ある思いやりの力をフルに使って、ベストを尽くして関わったなら、うまくいかなくても、残念だけど、しょうがないことです。


　その時のために「ごめんなさい」という、すばらしい言葉があるのです。