2014年11月04日

ちゃんと話せる人だから、わからないこともある

地元、兵庫県加古郡播磨町で仕事でした。



権利擁護支援員養成講座、テーマは、「傾聴②その技術を身につける」でした。


権利擁護支援員さんは、一人では、判断がこころもとないような方のお話を伺うことも多い立場になることでしょう。その方の気持ちを理解するのは、難しいと考えるのは、無理もないことです。

確かに、状況説明などは、難しいことがあるでしょう。たとえば、「いつから」とか「誰が」などということは、覚えていなかったり、わからなかったりするかもしれません。

しかし、傾聴は、話をきくのがメインではありません。話の奥にある気持ちを感じ、理解しようとする聴きが、傾聴なのです。

何度も何度も同じ話をする。何度も話したい、その気持ち。
前はできたことが、できなくなったことの、不安な気持ち。

決して、ダメな人などとは思わず、その方の力を信じ、尊重して聴いていると、本来持っておられた力が湧いてきます。
不安だったけど、ここに来てよかったという安心も、ご提供できます。
笑顔が生まれてきます。
こうなりたい、という気持ちがはっきりしてきて、そこへ向かえるような機関とつながれる道が開きます。

話ができる、できないではないのです。

逆に言うと、話がとても上手で、間違いなく説明できたなら、気持ちが理解できるかというと、言葉に惑わされて、見失うこともあります。

しっかり話せるからこそ、理解が難しい場合もあるのです。  


Posted by いなまつゆか at 19:52Comments(0)コミュニケーション
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