2014年10月01日

相手がどうなりたいかが大事

童謡「赤とんぼ」の作詞者三木露風の出身地であることから童謡の里を宣言している、兵庫県たつの市の社会福祉競技会さんで仕事でした。



市民ボランティアアドバイザー養成講座」の2回目で、テーマは、「相談援助の基礎技術②」でした。皆さん、明るく、前向きに取り組んでくださいました。

家を建てるとき、まずは、どんな家を建てたいのか、お客さんに聞いてから、家を建てますね。いかに腕のいい大工さんでも、勝手に大工さんの好きな家を建ててしまったりはしないはずです。たとえすばらしい家を建てたとしても、「こんな家が欲しかったわけじゃない!」と怒られてしまいます。

ところが、相談に乗ろう、アドバイスをしようということになると、相手の意向も聞かず、つい、こうしたらいいに決まっていると思い込んで、「こうしなさい」と言ってしまいたくなります。相手に対して、熱い思いを持つ方ほど、そうなりがちです。

ちょっと待ってほしいのです。相手の方のご希望はなんでしょう?どうなりたいのでしょう?案外ご本人だって、はっきりわからないものです。皆さんも、「さあ、どうしたいですか?」と聴かれても、「うーん、どうなんでしょうね」となってしまうこと、ありませんか。

相手の身になって、よくきいてみて、こころを解きほぐし、話の整理をつけていくなかで、「そうか、こうなりたかったんだ」ということが、はっきりしてくるのです。

それで、初めて「こういうやり方がありますよ。どうでしょう?」とご提案ができるようになります。自分の手には負えないな、と感じたら、より合った方につなぐこともできます。

沖縄に行きたい人を、無理矢理北海道に連れて行かないように、気をつける必要があります。

  


Posted by いなまつゆか at 18:29Comments(0)コミュニケーション
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