2014年06月17日

見えないところに、答えはある

 兵庫県相生市で、キャンパスカウンセラーの仕事でした。

 

 コミュニケーションが苦手な人、発達障がいを抱える人は、たくさん話す事ができても、肝心なことが話せなかったり、考えすぎて、言葉にならず、行動に出たり、突拍子もないようにみえる言葉を吐いてしまったりします。

 文化祭の準備で、何をしていいのかわからなくなって、帰ってしまったり。悪いと思って、自分の気持ちを抑えすぎて、爆発してしまったり。

 まわりからみると、「なんでそんなこと言うの?」「突然何するの?」ということになりますが、みえない、聞こえないところに、ちゃんと理由があるのです。

 島はぽっかり浮いているようで、実は陸とつながっているのと同じで、理由と行動は、みえないところで、つながっています。彼らなりの理屈があって、じっくりきいてみると、よく考えているなあと思うこともあります。ただ、残念ながら、出しどころが絶妙にまずいのです。

 苦労なく、コミュニケーションできる人でも、パニックになると、おかしなことをしてみたり、言ってはいけないことを言ってしまったりします。彼らは、ちょっとしたことで、パニックを起こしやすいのです。同じようなものなのです。

 「大丈夫だから、落ち着いて話してみて」とか「きっと、何か理由があったんだよね。教えてもらってもいい?」と尋ねてみると、みえなかった理由が、「みえる化」するでしょう。

 理由や、本当はどうしたかったのかを知ると、より適切な、人間関係を良好に保つやり方を伝えることができます。「 「わたし、何をしたらいい?」「みんながよかったら、わたし、パスタが食べたいんだけど」というように、言えばいいんだよ」というような風にです。

 みえない理由を見つけてあげてください。  


Posted by いなまつゆか at 20:27Comments(0)コミュニケーション
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