2014年05月13日
こころを大事にする、聴き方を学ぶ〜講座ロールプレイングへのお誘い
若い人たちに話を聴いていると、「自分の気持ちがどんなものかわからない」「言っても、嫌な思い、怖い思いをしただけだった」「気持ちなんて、伝えてもどうにもならない」とよく言います。小さい頃から、気持ちをじっくりと聴いてもらったり、受け入れてもらう体験が、ほとんどなかったり、もしくは、勝手に「がまんしなければいけない」と思い込んでしまって、言わないでいたようです。
気持ちに気づいたり、伝えようとする前に、頭で「どうせ無理」とあきらめている間に、「がまんしなきゃ」と抑えている間に、そもそも、どんな気持ちなのかさえ、わからなくなります。「つらいよ」「うれしいな」「悲しい」「腹が立つ」・・・そんなこころの声を無視し続けた結果です。
そんな子どもたちをこれ以上作りたくない。こころから、そう思います。聴いてもらえなかった子どもが大きくなって、また自分の子どもの気持ちをおろそかにしてしまうからです。
子ども時代に、気持ちを大事にしてもらえず、がまんしなくていいということを知らず、つらい思いをしてきた人も、学ぶことができます。自分に正直であり、ありのままの相手を受け入れ、相手の気持ちを、相手の立場にたって、理解するという態度を学ぶことができるのです。
相手を大切にする聴き方を学ぶことは、我が子や生徒のためだけではなく、自分を癒すことにもつながります。わたしたちのこころは、つながっていますから、相手を癒すことは自分を癒すことになるのです。
東播磨カウンセリング研究会では、講座「ロールプレイングⅠ」を開催します。12回にわたり、じっくりと「聴く」練習と学びを提供いたします。生き方を変えたい方、カウンセラーになることを目指している方、傾聴スキルを学びたい方、自分をもっと理解したい方。ぜひ、ご参加ください。
詳しくは、東播磨カウンセリング研究会HPまで
いなまつは、最初の3回講師を務めます。ご参加、お待ちしております。