2014年04月27日
「どうせ無理」とは思わず、地に足のついた、ありえない現実化
昨日の朝日新聞土曜版beに、キャップスクリニック総院長の白岡亮平さんが取り上げられていました。
白岡さんは、2012年に東京都江戸川区に365日オープン、夜10時までOKの小児科クリニックを開設し、今年1月1日に渋谷区の代官山で三つ目のクリニックを開設しました。
34歳という若さ、サラリーマン家庭の出身で、敬遠されがちな小児科を、しかも休みなしに開業するとは、驚きです。そこには、「困った人たちに寄り添いたい」「町中のクリニックがもっときちんと機能しなくてはならない」という強い思いと、ITの活用などの、先進的で現実に即した取り組みがあります。
iPadを使った問診を電子カルテに反映させ、患者さんとのコミュニケーションなど、人にしかできないことをしっかりしようとしています。また、医療の古い体質を改善し、縦割社会をやめて、現場の意見を積極的に取り入れています。
その結果、思いのある医師やスタッフが集まり、ローテーションを組んでほぼ週休2日を確保することができているのです。
小児科は大変だ、だからやめておこうという流れにも乗らず、理想に燃えて、ひたすらがんばって、すり切れることもしない。理想と現実のバランスが、抜群です。
やりたいことが見つかっても、「どうせ無理だ、みんなもそういっているし」と思ってしまうのはもったいないですね。かといって、理想だけで現実的でないのも、長続きしません。
理想と現実の両方をみて、地に足のついた「ありえない」現実化を目指しましょう。
笑顔のために