2014年02月28日

オンリーワンを取り戻して成功する

 今朝のNHKあさイチは、萩本欽一さんがゲストでした。

 ご自身の子育てについて聞かれて、「成功するということは、他とは違うということだから、他の人と違うことをやることを勧めている」というようなことをおっしゃっていました。

 実際、子どもさんたちは、予備校に行ってから、大学に行かずに就職したり、日本がどれだけ住み良いかを検証するために、半年アルバイト、半年海外で暮らす、というようなユニークな生き方をなさっているそうです。

 少し前までは、「みんなと同じだ」ということが安心なことでした。しかし、時代は変わり、「みんなと同じだ」ということは、「他の誰かでもいい」ということで、決して安心材料とはいえません。

 だからといって、奇異をてらうことが個性的なことではありません。他の人と、ただ違っていて、「変わっているね」というだけでは、成功できないし、自分を生かしているとはいえません。魅力的ではないのです。

 「なんか、他の人と違う!すてき!!興味がわくなあ。一緒に仕事したいなあ。仕事やってもらいたいなあ」と思ってもらうためには、どうしたらいいのでしょうか。

 まずは、たとえ、何かはわからなくても、自分に魅力があることを認めましょう。そして、自分が得意なこと、興味があること、いきいきとすること、生きて来た道のり、うれしかったこと、嫌だったこと、自分のすべてを生かしていくような生き方をすることです。自分のすべてが融合されたものが、魅力や成功につながっていきます。

 本来、人はユニークで、オンリーワンなものです。自分が手にしているのものの価値がわからず、無理矢理自分を殺し、みんなと同じになろうとしてきたことで、自分をつまらなくさせているだけなのです。

 嫌なことも、つらかったことも、うれしかったことも、得意なことも、好きでたまらないことも・・・自分のすべては、このはたらきのためにあったのか。そう思えることが、幸せに、成功につながるのです。

 

 種の中も、土も水も光も生かし、しっかり咲かせる

 

   


Posted by いなまつゆか at 19:46Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月27日

相手の視点を理解しないための誤解

 兵庫県美方郡香美町の社会福祉協議会さんの仕事でした。心配ごと相談員研修で、テーマは「こころに寄り添う傾聴技術」でした。

 兵庫の北部は、雪深い地域ですが、この冬は、雪が少ないのだそうです。わたしが住んでいる播磨町は、2回も雪が降り、1回目は積もったので、今年は雪がよく降った印象があります。雪で道が遮断された山梨などは、もっと大変だったという印象でしょう。

 考えてみたら、当たり前のことですが、視点が変われば、印象が変わります。コミュニケーションも同じです。自分目線なのか、相手目線なのか、客観的な見方なのかで、捉え方が違うのです。そこを無視して、意見の違いを争ったり、理解が食い違うことがよくあるのです。

 相手は、どんな立場でものを考えているのか。どんな気持ちなのか。想像してみてください。傾聴につながります。

 香美町に到着したとき、青空が見え出しました。昼食を食べた後は、きれいに晴れていました。

 

 ところが、その後はまた曇り、雨が降りました。家にこもっていて、外の景色を見ずに、朝夕だけ外に出ていたような人だったら、晴れたことを知らず、雨か曇りの一日だと思えたでしょう。

 「今日、よく晴れて気持ちよかったね」と言ったら、「はあ?ずっと雨降ったり、曇ったりしてたよ」と返ってくるに違いありません。よくよく聴かなくては、理解は難しいのです。  


Posted by いなまつゆか at 19:58Comments(0)コミュニケーション

2014年02月26日

たからものを見つけ、運気をあげる

 午後と、夜に大阪でセミナーを受けました。

 

 「運をよくする」「自分のたからものを見つける」というのが、夜のセミナーのテーマでした。

 誰かのせいにしない、運のせいにしない、身辺をきれいにする、というのが運を良くするのはよくわかる気がします。意外だったのは、真面目なのはいいけれど、努力を全面に押し出すと、運が今ひとつになりかねないということでした。

 たしかに、「こんなに努力したのに、なぜこんな結果なのか」と嘆くとするならば、運がよくなるとは思えません。傍からみれば努力でも、本人はやりたくてやっているぐらいが、いいのでしょう。

 わたしたちは、すでにいろんなものを手にしています。しかし、当たり前すぎて、気づけないのです。息ができること、からだが動くこと、いろんな当たり前が、実は自分のたからものです。与えられた、たからものを生かし、感謝をし、「運がいい、運がいい」と思って、できることを楽しんでやることが、しあわせにつながる生き方なのです。
  


Posted by いなまつゆか at 23:28Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月25日

「あなたが盗ったの?」と言われたら

 兵庫県明石市社会福祉協議会さんで仕事でした。寄り添いボランティア養成講座の2回目「傾聴のスキル」です。

 

 ロールプレイという、話し手、きき手、観察役に分かれてきく練習をしました。話し手の方は、利用者さん、ボランティアをする相手役になっていただきました。きき手の役は、相づちやおうむ返し(相手の言葉をそのまま返す技法)など、返し方を制限してきいてもらいました。

 最後に質問をいただきました。利用者さんの役の方に「物を盗られた、あなたが盗ったんでしょう?」と言われました。相づちとおうむ返しだけの時だったのですが、それではとても返せませんでした。どうしたらいいんでしょう?」という質問です。

 確かに難しいケースです。いったん相手の方のお気持ちを受け取ることをお勧めしました。「物を盗られた、わたしが盗ったんじゃないかと思っておられるんですね」という感じです。これは「そうです。わたしが盗りました」というのでもなく、「いいえ、盗っていませんよ」というのでもありません。

 最初に受け取ってから、「ないんですね。おかしいですねえ」とか「困りましたねえ。なくなったら不安になりますよねえ」などと、気持ちに寄り添いながら、返してみます。

 手に負えないとき、暴力や暴言になるときは、職員さんにまかせたり、退散することも必要です。相手を受け入れるということは、何をされてもいい、何を言われてもいいということではありません。気持ちに寄り添ってみて、相手が落ち着かれるようなら続けますが、そうでない場合は、距離をとりましょう。

 



   


Posted by いなまつゆか at 19:27Comments(0)コミュニケーション

2014年02月24日

学びもオリンピックのように

 兵庫県加古郡稲美町で仕事でした。稲美町社会福祉協議会の傾聴ボランティア養成講座、テーマは「グループでのコミュニケーション」です。



 
 全部で3回担当しましたが、私の分は今日が最後です。楽しく学んだ受講者の皆さんともお別れです。

 オリンピックも閉会式がすみ、少し寂しい感じが残るとともに、次はパラリンピックが始まるという、ワクワク感があります。なかなか観られませんが。オリンピック代表選手の皆さんも、それぞれの地に帰って、競技を続けられる方、違う道に進まれる方、行く道はさまざまですが、忘れられない体験となったことでしょう。

 学びは、高級な知的エンターテイメントです。少なくともわたしは、そうありたいと思っています。楽しく学んだことは、しっかりと頭に残り、次に生かされます。しかも、共にいる受講者の皆さんと仲良くなれて、仲間になれます。閉会式に、国を越えて、選手の皆さんが仲良くパレードした姿のようにです。

 ただ、情報を受け取るだけ、しかも数日後には、その情報が薄れてしまうような講座、講演はしたくありません。オリンピックのように、お祭りのように、記憶に残る、つながりが生まれる学びの場にしていきます。  


Posted by いなまつゆか at 19:36Comments(0)コミュニケーション

2014年02月23日

継続は、仲間の力を借りて

 兵庫県の淡路島にある、洲本市で仕事でした。洲本市社協五色支部と五色地区ボランティア連絡会主宰の「福祉のつどい&ボランティアのつどい」で、テーマは、「『人に好かれるコミュニケーション』」〜話し上手、きき上手になる」でした。



 長年ボランティアを続けて来られた方の中で、引退なさる皆さんに感謝状が送られました。いいことだと思っても、実践する人は少なく、続けられる人はさらにまれです。それでもがんばって続けていても、嫌になったり、つらくなったりすることもあるでしょう。

 ひとりだとやめてしまうことも、志を同じくした仲間がいれば、続けられます。お互いに高め合い、支え合うことができるからです。五色地区の皆さんは、ボランティア意識が高く、たくさんのグループが活動なさっているとのことでした。もはや、文化ですね。

 今日の資料の表紙の絵にも、ボランティアグループ「カラフルパレット」の皆さんが、手描きで色をつけてくださいました。愛を感じますね。競い合うのではなく、それぞれに合った、こころがこもった活動が続けられることは、本当に尊いことです。

 今までも流れが来ていましたが、さらに今年は仲間の時代になっています。コミュニケーションスキルを高めてもらうことで、ますますお仲間の力、ボランティアの力に磨きをかけていってくださることでしょう。

 

   


Posted by いなまつゆか at 19:03Comments(0)コミュニケーション

2014年02月22日

表現力をつけるには

 子どもさんに表現力をつけさせたいと思われる方は多いでしょう。表現力をつけるには、いいお客さんの存在が大切です。

 講師の仕事をしていますが、受講者さんの反応によって、話しやすさが全然違います。仕事ですから、あまり反応がないお客さんでも、最終的に楽しんでいただけるまでになりますが、これがいいお客さん、反応のいい聴き手の前だと、努力がいりません。どんどんノっていって、楽しく、しかも役立つ知識が、勝手に溢れ出ます。

 おのずと表現力が引き出されるのです。子どもさんが話をしているとき、踊っているとき、歌っているとき、本読みをしているとき、親御さんの反応はどうでしょうか?やるかいがあるでしょうか?無反応になっていたり、ダメ出ししたり、他に気がいってはいないでしょうか?

 小さい頃は、うるさいぐらい話してくれる子どもさんたちも、小学校高学年ぐらいになるにつれ、「べつに」しか言ってくれないようになってきます。それでも、リアクションよくきいてくれたら、やはりうれしいし、もっとうまく伝えようとするのです。小さい頃ならなおさらです。

 一番大事なことは、表現することが楽しいことだと思えることです。楽しいから、たくさんやる、工夫する、といういい連鎖が始まるからです。

 忙しいときもあるでしょう。子どもさんがうれしくなってて、話が止まらず、困ることもあるでしょう。時間は切ってもらってもいいので、聴く間は、いいお客さんになってみてください。拍手したり、笑ったり、「すごーい!」と驚いたりすると、お互いに楽しくなります。これからの時代、表現力はますます求められるようになります。ぜひ楽しみながら育んであげてください。

 

 エンジョイ!


   


Posted by いなまつゆか at 19:33Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月21日

1回であきらめない

 「イメージするの、難しいですね」「イメージやってみたけど、うまくいきませんでした」と言われることがあります。

 価値のあることで、1回で上手にできるようになるものは、まずありません。あきらめず、何度もやることで、手にすることができるのです。イメージ力も同じです。個人差がありますから、なかには一度でうまくできる人もいますが、難しい人もたくさんあります。

 わたしもそうでした。なかなかイメージできず、効果も望めませんでした。練習を続けることでうまくなったのです。

 ただ、やみくもにやってもうまくはなりません。イメージしたいような映像を何度も観てみるのも、いい方法です。川の流れ、桜吹雪や滝の映像を何度も観ていると、「流す」イメージがしやすくなるでしょう。観ていて、目をつぶると残像ができます。そうやって、少しずつイメージしやすくなっていきます。

 集中力が持たず、違うことを考えてしまう、気が散ってしまって、うまくいかないこともあります。気が散ってもかまいません。気がそれたと気づいたら戻す、を繰り返しましょう。不完全でもやらないよりずっといいし、続けていくうちに、集中できる時間が長くなります。コンディションにも影響されて、調子がいい時は集中しやすく、悪いときは散りやすいので、そういうものだと思って、続けることが肝要です。

 お手軽で、1回やったらすぐに効果が出たらいいのですが、そうなると案外つまらなく感じてしまいます。難しいから、おもしろいのです。

 

 身につけてしまったら、効果は絶大!  


Posted by いなまつゆか at 19:37Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月20日

期待という名の罪

 浅田真央選手のショートプログラムが16位という結果となりました。コマーシャルで、小さい頃の真央ちゃんの屈託のない笑顔を見るにたびに、胸がちくちくと痛みました。今の真央ちゃんが、どんどん生気を失っているように感じていたからです。期待や責任が重くのしかかり、滑るのが、とても難しかったのではないかと推測します。

 金メダルを穫ってくれるだろう。有名大学に入ってくれるだろう。一流会社に勤めてほしい。早く結婚して。子どもを産んで。一人っ子はかわいそう、二人以上は産んで。親の面倒は頼むよ。

 期待は、「もっと、もっと」とふくれ上がり、満足するということを知りません。最後はがっかりに終わってしまいます。期待することをやめませんか。知らないうちにしてしまうところもあるので、自分に課すのは難しいことですが。少なくとも安易な期待はやめます。

 その代わり、希望は絶やさず、持ち続けます。この方の人生は、きっとどんどんよくなる。いずれ、幸せが、笑顔が広がるというようなものです。期待には思惑がありますが、希望にはありません。どのようになるかという具体的なプランがないのです。

 真央ちゃんの人生が、どのようなものであれ、これからもどんどん輝きますように。こころから願います。

 

 ありがとう。  


Posted by いなまつゆか at 19:25Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月19日

ゲーム感覚で集中力を養う

 午前中は、高砂市社会福祉協議会さんの熟年ボランティア入門教室「人に好かれる話し方〜話し上手、聞き上手になるために」でした。

 

 夜は、川西市にある、特別養護老人ホーム「清和苑」さんで職員研修でした。テーマは「ストレスを軽くする」です。

 


 コミュニケーションにも、ストレス予防にも、集中力は重要な要素です。川西では、いつもご紹介する集中のトレーニング法をお伝えしました。一点集中です。ターゲットを決めて、それを見る、からだを固めるというやり方です。

 「小学生の子どもさんに試したいが、どうですか」という質問をいただきました。うちの子どもたちには、中学生から始めたので、5分にしましたが、小学生には、5分は長いでしょう。低学年でしたら、1分ぐらいから始めてみてはどうでしょう。それも、ゲーム感覚で楽しみながらやるのがお勧めです。「お父さんと、どっちが長くじっとしていられるかな?」と少しおもしろい感じで言うと、のってくれるやすいです。1分ができるようになったら、少しずつ伸ばしていきます。

 集中力やイメージ力、リラックス力など、大人になっても使える大事な力を、子どものうちに身につけることは、とてもいいことです。だからといって、まじめに無理矢理やらせると、かえって逆効果で、やりたくなくなります。楽しみながら、ゲーム感覚で身に付けていくことが得策です。大人も子どもも、楽しんで学び、身につけていきましょう。
  


Posted by いなまつゆか at 22:01Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月18日

自分も大事、みんなも大事

 ジャンプ団体が、オリンピックで銅メダルを穫りました。リーダーの葛西選手は個人の時は笑顔でしたが、団体の時は喜びの涙でした。インタビューでは、個人も団体も、喜びは同じと話していましたが、チーム全体、後輩たちへの思いは、並々ならぬものを感じました。

 今日は、明石市社会福祉協議会さんで、寄り添いボランティア養成講座の1回目「コミュニケーションとは」でした。ボランティアを続けるには、楽しむことが大切です。楽しむためには、自分もみんなも大事に思う気持ちが必要です。どちらかに傾いたり、誰も大事にしなかったりすると、関係がギクシャクしてくるからです。

 楽しむ、大事にするという点において、葛西選手は、本当にすてきです。そして、葛西選手が個人でメダルを穫ったときに、自分のことのように喜んだ、伊東選手、竹内選手、清水選手もすばらしかったです。それぞれ、けがや病気を乗り越え、チーム一丸となったことが、結果以上に感動を与えてくれました。

 オリンピック選手が無理をしていないかというと、そうではないでしょう。しかし、後悔のないところまで、やれることをやるということも、自分を大事にするということです。それぞれの精一杯は違いますが、自分も大事にして、みんなのことも大事に思う姿勢を持ちながら、できる限りのことをやり、協力し、支え合うすばらしさを教えてもらいました。

 

 ありがとう!


   


Posted by いなまつゆか at 18:17Comments(0)コミュニケーション

2014年02月17日

まなざしのやわらかさが大事

 兵庫県加古郡稲美町社会福祉協議会さんの仕事でした。傾聴ボランティア養成講座の2回目、テーマは「傾聴の技術」です。

 

「目を見て話すようにと言われて来たので、ついつい目を見て話をきいてしまうけれど、それでもいいのですか?」という質問をいただきました。基本的には、相手の方を見ますが、あまり眼光するどく見つめると、相手の方が脅威を感じます。

 視線を和らげるのを意識して、相手を包む空気のあたりまで(イメージとしてはオーラまで見るような感じ)、全体を見るようにすると、無視もしていないし、きつくもなりません。特に視線を和らげることは大切なポイントです。カメラのフォーカスを変えるように、柔らかいまなざしを向けてみてください。穏やかに微笑もうとすると、自然とまなざしはやわらかくなります。

 人の目を見るのが怖いけれど、見なくてはいけないという場合は、目ではなく、相手の鼻をみてください。相手の方には、わかりません。目を見て話しているようにみえます。

 目は、コミュニケーションにおける、重要ポイントです。キラキラ輝かせてみたり、やわらかくしてみたり、厳しい視線を送ってみたり、大きくしたり、小さくしたり、いろいろ変えてみてください。それぞれで、印象が変わります。その場にあったまなざしを研究してみてください。
  


Posted by いなまつゆか at 18:58Comments(0)コミュニケーション

2014年02月16日

ベストパフォーマンスを目指す

 羽生選手が金メダルを穫りました。しかし、フリーでの演技は満足いかなかったようで、「悔しい」を連発していました。高橋選手も町田選手の演技も、表現力がすばらしかったです。特に高橋さんの演技力、アピールする力、メリハリのある動きは絶品で、万全の調子で観たかったなと思わせるものでした。お二人も、結果が思わしくなかったせいもあり、満足は行かない様子でした。

 金メダルを目指してがんばっていても、それはわかりやすい目標にすぎず、一流の選手は、皆ベストパフォーマンスができて、結果もある程度伴ったときに初めて、よかったと思えるのでしょう。

 羽生選手が、「オリンピックに棲むという魔物は、自分の中にあるのだと思う」と言っていたそうですが、己の中にある魔物に打ち克って、ベストな演技ができたとき、本当に幸せを感じます。

 銀行員時代に、全日本合唱コンクールに出たとき、本当に良かったと思える演奏ができて、「ああ、もうこれで、結果は何位でもいいや」と思えたことを思い出します。結果は1位金賞でしたが、金賞以上の喜びがすでにありました。

 オリンピックやコンクールのような大きな舞台でなくとも、日々の生活の中に、今の状態でのベストを尽くす幸せはあります。仕事でも、家事でも、子育てでも。無理はしなくていいですが、やりきることを目指すことは、後悔のない人生につながります。

 羽生さんは、もう練習がしたいと言っていました。その姿勢を、こころから尊敬します。

 

 十分、すごいけどね!  


Posted by いなまつゆか at 19:04Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月15日

使えないから、使う

 昨日の「いいとも」に、萩本欽一さん、欽ちゃんが出ていました。

 欽ちゃんが、ピンマイクを初めて日本で使ったのだそうです。まだ大きくて、首にぶら下げるようなものでした。アメリカで使っているのを見て、尋ねてみると、「君の国のものじゃないか。なんで、使わないんだ」と言われました。

 実際には音が悪く、使ってはみたものの、音は別のマイクから取っていたのだそうです。「使えないから、使うの。使うと、作った人が、この音じゃまずいな。もっといいものにしようと思ってくれるでしょう」と。

 すごい発想です。使うことで、使えないようなレベルのものも、だんだん向上していくってことですね。実際、今のピンマイクは小さくなり、音の性能もよく、使うことが当たり前になっています。当たり前じゃないことをしたことで、今の当たり前ができたということです。

 新しいものを生み出す時には、とにかくやってみる。使ってみる。そこから工夫が生まれる。最初から100点を望まないことが、大事ですね。

 
  


Posted by いなまつゆか at 20:27Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月14日

問題がわかれば解決できると考える

 勉強会でした。

 ほんの少し前までは、問題があっても、ただ嫌だなと思うだけで、解決できると考えず、愚痴を言うことですませる人が大多数でした。そうするしか、なかったのです。けれど、パソコンの普及で、「問題がわかれば、解決できる」という考えを、多くの人が持てるようになったという話でした。

 確かに、パソコンとインターネットがあると、困ったとき、ほとんど自力で解決できます。たとえ、検索して答えが見つからなくても、「解決できる」という考えを持っているために、どこからか答えがやってきて、解決できるようになるのです。

 多くの人が「問題が何かがわかれば、解決できる」と考えられるようになったことで、人類が急激に進化しています。また、こころの距離が近すぎるために、自分のことを解決するのは難しくても、他の人の問題は解決することは簡単なので、協力しあって、お互いの問題やみんなの問題を解決しあうことができるようにもなってきています。

 キリスト教に「天国と地獄」という寓話があります。天国でも地獄でも、食べるためのフォークが腕より長い。だから、自分では、食べ物が食べられない。地獄では、それに腹を立て、お互いにフォークで殴り合っている。ところが天国では、自分は食べられないけれど、他の人に食べさせることはできるので、お互いに食べ物を食べさせ合うことで、ご飯が食べられるのだ、という話です。

 自分の問題に嫌気がさして、愚痴を言うだけだった人類が、進化して、みんなの問題を協力して解決できるぐらいになってきたということは、なかなかこの世が、天国っぽくなってきたということですね。自分のことばかり考えるより、みんなのことを考える方が、幸せに近づくのは間違いありません。

 だからといって、愚痴を言うことがだめだとは思いません。ただ口にしたいだけのときもあるでしょう。無理もないことです。それをあれこれ思う必要はなく、それとは別に、問題さえわかれば、解決できる世の中になってきたんだと知ることが、時代の流れに沿っていく方法なのです。

 

 仏教ヴァージョンでは、お箸です!

   


Posted by いなまつゆか at 19:21Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月13日

だめだなあと思うことが始まり

 地元、加古郡播磨町社会福祉協議会で仕事でした。

 

 権利擁護支援員養成講座で、テーマは「傾聴①役割と意義」です。


 傾聴することの意義は大きく、奥にある気持ちの理解が深まり、信頼関係も築かれます。支援員さんのように、入り口にある方は、他の機関につなぐときにも、本当につながりたいところにつなげていくことができます。基本的な姿勢として、傾聴という態度を身につけてくださると、本当に役立つ支援につながります。

 ただ、寄り添い、共感しながら聴くということは簡単ではありません。今日も、「つい先回りして、相手が言いたいようなことを言ってしまいます。イライラしてしまうのです」という声がきかれました。

 きけていないなあ、先回りしちゃうなあ、イライラするなあという自分を知っていることが、すてきなことです。そういう自分に気づかないと、何も変わりません。よりよくききたいと思うからこそ、できていない自分に気づくのです。

 未熟な自分に気づいた自分を認めてもらいたいのです。そこから一歩を踏み出しましょう。5秒だけ待ってみよう。イライラしている気持ちを受け入れよう。よりよくきける、理想のわたしに向かって、少しずつ進んでいくことが肝心です。

 だめだなあと思ったら、「しめた!これで成長できるぞ」とほくそえんでください。

 

 


 
  


Posted by いなまつゆか at 18:29Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月12日

オリンピックで輝いて!楽しんで!

 仕事があるので、なかなかオリンピックを観られませんが、若い平野歩夢さんや平岡卓さんの活躍、惜しかった高梨沙羅さんの姿に、胸を打たれます。淡々としていて、平気そうにみえても、見えない敵と闘い、努力してこられたのが、かいまみえます。本当にすごいことです。

 小さな世界でも、1番になるということは難しいことで、世界一、それもオリンピックという4年に1度にピークを合わせなくてはならないところで、力を出すのは、並大抵ではありません。

 日本人は完璧主義な資質があるので、単純に楽しむのが難しいです。もっと楽しめたらいいのですが、テレビの前で競技を観るだけで、ドキドキしてしまいます。

 早生まれで、からだが小さく、球技も走りも苦手だったわたしは、スポーツがつらいものでしかありませんでしたが、ヨガをするようになって、からだを動かすことの楽しさを初めて知りました。学校の体育が、からだを動かす楽しさから始まっていたら、もっと若い頃からスポーツを楽しんでいたかもしれません。

 競技になり、期待も大きいと、楽しむのは難しいことでしょうに、いきいきと輝き、楽しもうとしている選手の皆さんは、本当にすてきです。ぜひ、結果を出す楽しさとからだを動かす楽しさが融合していかれますよう、応援しています。

 

 輝きを!

  


Posted by いなまつゆか at 19:28Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月11日

あきらめないで〜夢が叶う前が一番暗い

 夢をみるだけでなく、一歩踏み出して夢に生きるのは大変です。まずは成功イメージをすること。その夢のために、今できることをやっていくことが、かなえる方法なのですが、タイムラグがあるので、待ちきれず、あきらめてしまいたくなります。

 他に道を見つけたなら、方向変換するのも方法ですし、やり尽した、これ以上はもういいと思うなら、それもありです。結果がすべてではないからです。ですが、本当にかなえたいと思い、あきらめきれない夢ならば、もう一踏ん張りしてみてはどうでしょう?もう少しで夢がかなう、というときが、一番絶望的で、暗い感じがあるからです。

 夜明け前が一番暗いと言いますが、本当にそうで、もう無理かなあという気持ちになります。周囲も、最初は応援してくれていても、だんだん「まだやってるの?いいかげん現実をみたら」という感じになります。そこであきらめられるなら、そこまでですが、そうでないなら、今やれることをやってみます。誰かのせいにしないで、なんとしてでもやり遂げようという覚悟を持って、もちろん、借りられる助けは借りて、実現に向けて進んでいきましょう。

 覚悟と行動があれば、実現しやすい時代の波がやってきています。一人ぼっちだと思わないでください。応援しています!

 
  


Posted by いなまつゆか at 19:50Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月10日

赤ちゃんになろう!

 兵庫県加古郡稲美町社協さんで仕事でした。傾聴ボランティア養成講座「コミュニケーションの基本」がテーマでした。

 コミュニケーションスキルが上がる方法を、たくさんお伝えしましたが、「わかるけど、できるかな。自分には難しいな」と思う方もいらっしゃいました。

 今までやったことのないことを試すのは、難しいし、勇気が必要です。失敗も怖いです。ですが、皆さん昔は果敢に挑戦なさっていたはずです。そう、赤ちゃんの頃は、歩きたい一心で、こけてもこけても歩みをやめなかったはずなのです。「うわあ、今日こけてみっともなかったから、もう歩くのはやめよう」とか、「失敗して、親に恥かかせて申し訳ない」とか「1歩も歩けないなんて、人間としてだめだな」とか思う赤ちゃんを、見たことがありません。

 こけてもこけても歩こうとする理由は、ただ一つ。「だって、やりたいんだも〜ん!」なのです。養成講座に参加なさった皆さんのほとんどは、未経験者、傾聴界においては、赤ちゃんです。「だって、やりたいんだも〜ん」と言って、やりましょう。

 ビギナーはいいですよ。下手で当たり前だし、知らないことがいっぱいで普通だし。昨日参加したワークショップも、演劇、しかも即興の劇なんて、初めての経験でしたが、ビギナーを思い切り楽しんでしまいました。最近新しいことをやることがしょっちゅうなので、慣れてきた上に、「前より若くなりましたね」と言われることが多くなりました。今日も担当さんに、言っていただいて、ありがたき幸せを感じたばかりです。

 赤ちゃん体験が多くなると、身もこころも若返ります。細胞が活性化します。みんなで、赤ちゃんになれば、怖くない!「総赤ちゃん化現象」を生み出しましょう。子どもじみた大人になるんじゃないですよ!守りに走らず、チャレンジを楽しむ大人になるのです。



だって、やりたいんだも〜ん!  


Posted by いなまつゆか at 19:28Comments(0)子育て・自分育て

2014年02月09日

ため息も悪くない

 大阪で、ワークショップに参加しました。フィンランド人のパフォーマー、ヘイニさんが講師です。

 からだの力を抜いて、底の方から声を出したり、自由に動いてみたりしました。アゴが硬くなっていて、動かそうとすると、抵抗することに気づきました。こんなところが、強情になっていたんだなとわかりました。自分とのコミュニケーションです。

 からだとこころが緩まっていくと、なんだ、こんなに自由だったんだと感じます。気持ちよくて、ゆったりしているのに、集中しているし、感覚が鋭くなっています。あっという間に時間が過ぎました。

 ヘイニが、「ため息をつくように息を吐いて」というので、やってみたら、どんどん力が抜けて、柔らかくなりました。

 ため息はよくないといわれることもありますが、悪くないですね。つらい時にため息をつくのは、「リラックスして、よりよく考えられるようになろう」っていう、からだからのメッセージなのでしょう。



他の人ともつながった!
  


Posted by いなまつゆか at 23:07Comments(0)
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