2013年10月11日

「リーガルハイ」になるほど!悪いと決めてかかる仕組み

 ドラマ「リーガルハイ」、観ました。

 堺雅人さんの演技力に感嘆しつつ、台詞にもうなづくところがありました。

 夫や恋人殺しの嫌疑をかけられている美女の弁護の話で、

 「この国では、世間様に嫌われたら有罪なんです」というくだりです。


 裁判のような大きな場面でなくとも、そうではないでしょうか。


 この子はすぐ悪いことをする。

 なんだか好きになれない。


 最初から、そういう目で子どもを見てしまうと、事件が起きた時点で有罪の目で見てしまいます。


 偏見の眼鏡をかけているからです。


 わからないし、何か理由があるはず。


 そう思って、よく見て、よくきいてほしいのです。


 誤解されるのは、子どもにとってとても悲しいことです。


 幼稚園の頃、振り付けをわざと違う方の動きをやって、確認していたら、先生にふざけてわざと間違ったと思い込まれて、ひどく怒られたことがありました。


 怖くて、事情なんて話せなかったです。


 あのとき、「どうして間違った振り付けをしたの?」と聞いてくれていたなら、答えられたのにと思います。


 決めつけてしまうこころがあると思うだけで、用心することができます。


 嫌いでも、よくきいてあげてください。


   


Posted by いなまつゆか at 21:36Comments(0)コミュニケーション

2013年10月10日

いい気になるときが危ない

 兵庫県三田市にある、多世代交流館で仕事でした。

 

 ボランティア養成講座で、テーマは「ボランティアを楽しもう」でした。


 ボランティアを楽しむためのヒントと、トラブルの原因になりやすいコミュニケーションについてお伝えしました。


 親子さんに関わるボランティアをしていると、子育ての先輩として、ものを言いたくなる時があります。


 ただ、思うがままに、バッサバッサとお説教してまわると、嫌われたり、嫌がられたりする上に、伝えたいことも伝わりません。

 当然、行動を変えてもらうこともありません。


 気分が悪いからです。


 いい気になっている時、相手はあまりいい気分ではありません。

 どれほど正しいとわかっていても、聞き入れたくなくなります。


 なんのために伝えるのでしょう。


 その親子さんの未来のためです。


 相手に厳しいことを言う時は、身を切るような思いで言うことが大切です。

 「嫌だろうな。きついだろうな」と思いながら、それでも伝えた方がいいからというのは、よほどの時です。


 伝家の宝刀は、めったに抜くものではありません。


 愛と思いやりを持って、伝えてほしいのです。  


Posted by いなまつゆか at 17:17Comments(0)コミュニケーション

2013年10月09日

ハモネプで感じた!地味な声も必要

 コーラスをやっていたので、「ハモネプ」が大好きです。


 アカペラコーラスで、メインボーカルがいて、伴奏を声でやり、声でドラム等のパーカッションの音を出す、ボイパ(ボイス・パーカッション)などを入れるスタイルを中心にしているものです。

 以前は、学生のアマチュアグループの大会が主でした。

 最近は、プロの大会をやっているようで、昨日もそうでした。


 プロは、やっぱりうまいなあ。

 アピールや演技力がすごいなあ。


 などと感動しつつ、一方で、Twitterなどでつぶやかれていた「学生の方がいい」という意見もうなづける気がしました。


 みんなの声が、がんがん前に来るので、もう少し広がりや、まとまり、緩急があっても楽しいのになあと思うのです。

 なんというか、メインディッシュばっかり出てくるフルコース料理を食べているみたいで。


 うろ覚えなのですが、関屋晋というプロの合唱指揮者が、「合唱は日本のお城の石垣のようなもの。大きな石の間をうめる小さな石も必要だ」というようなことを本に書いていました。


 ソロ歌手の人たちは大きな石ですので、音があっていても、混じるのがやはり難しいのかもしれません。


 わたしの声は「間をうめる声」で、若い頃は、その地味さを嘆いたものですが、この年になると、これはこれで渋い働きだと思えます。


 派手な声も地味な声も大切だってことですね。


 一生懸命やっていても、地味な役回りは認めてもらえないことが多く、やりきれない思いをしている方もいらっしゃる方もいるかもしれません。

 また華やかな人は、地味な人の成果までさらっていくようなところもあるので、よけいむなしくなります。


 営業は花形だけど、事務は地味。

 だけど、優秀な事務の支えあっての営業です。

 もちつもたれつです。


 漫才の「〜じゃない方」も必要だってことです。


 Twitterで感じる人たちがいるのですから、目立たないよさもわかる人たちが増えてくることでしょう。


 まずは自分自身を。

 そしてまわりの、地味でも、確実にすばらしい仕事をしている人を認めてあげましょう。


 
   


Posted by いなまつゆか at 17:12Comments(0)コミュニケーション

2013年10月08日

お手伝いが大好きな子になってもらうために

 10月6日の朝日新聞朝刊の「オトナになった女子たちへ」というコラムで、

 益田ミリさんが、近所のおばさんに、

 「ありがとう、助かったわ」と言われたことがとてもうれしくて、大事に思って親にも話さなかったということを書いていました。

 「親ではない、よその人の役に立ったという喜びが、幼いわたしの胸の中にあふれてきて、なんともいえない誇らしさだった」とありました。


 周りの大人に「ありがとう、助かったわ」と言ってもらうことは、子どもにとってとても大切な経験です。


 役に立つよろこびを知るからです。


 本来、子どもたちは、人の役に立つことが大好きです。


 ところが、急いでいたり、よけいややこしかったりと、

 「ああ、もうしなくていいから」と言われて、悲しい思いをすることもあるのです。


 小さなうちから何か仕事をお願いして、やってもらうたびに、

 「ありがとう、助かったわ」

 「役に立つね」と言ってあげてください。


 大人が楽になるためではありません。

 役に立つ気持ちを利用して、あれこれやらせようというのは、「子どもの乱用」です。


 教育として、子どもの今にみあったお仕事を与えてほしいのです。


 「嫌だ」と言ってやらない時、もし反抗したいだけなら、

 「〇〇をするのは、嫌かな?」

 ときくと、

「嫌じゃない!」とやってくれるかもしれません。


 「これとこれと、どっちをお願いしたらいいかな?」

 などと、選択してもらうのもいいかもしれません。


 「今はだめ」と言われたら、

 「何時になったらできるかな?できたら晩ご飯までにしてもらいたいんだけど」と交渉してもいいでしょう。


 子どもたちの個性に合わせて、お願いのパターンを工夫してみてください。


 やってもらったら、うれしそうな顔をして、

 「ありがとう、助かったわ」とこころから言ってあげてくださいね。


 これからの社会は、「みんなのために」が考えられ、行動できる人が幸せになっていく時代です。

 大人になった時、幸せにみんなと暮らせる人になってもらうために、今から準備していきましょう。


 親御さんだけでなく、大人たちみんなで取り組みたい準備です。


 

   


Posted by いなまつゆか at 19:07Comments(0)子育て・自分育て

2013年10月07日

狭い世界での空気は、あえて読まない

 職場や学校など、あまりメンバーの変わりがない狭い世界では、その場独特のルールや雰囲気ができあがります。


 いつも愚痴を言っているとか。

 まじめなことをすると、ばかにされるとか。


 たとえば、中学時代など、英語の発音をネイティブ風にすると、発音がいいということになるのに、「かっこつけて」みたいな扱いになりませんでしたか?


 日本人が英会話が苦手な理由は、ここにあるかもしれないと思うぐらいです。


 全然よくないのに、逆らいづらいこの空気。


 もし嫌なのなら、

 あえて、空気を読まない人になってみてはどうでしょう。


 逆らうわけじゃありません。

 迎合しないだけなのです。


 自分にとって、いいことなのかどうか。

 よく考えてみましょう。


 嫌われるかも。

 バカにされるかも。

 はずされるかも。


 一生つき合いたいですか?

 仲良くしたいですか?



 そうでなければ、嫌われましょう。

 バカにしたい人には、してもらいましょう。


 こちらには、まったく関係ないことです。


 ですが、はずされたり、いじめられたりするのはさすがに嫌ですね。


 調和をはかりましょう。


 「ありがとう、愛してる」と唱える。

 イメージで、たくさんの色の粒子が飛び交うのをイメージし、混ぜる。

 「わたしには、世界が味方してくれるから大丈夫」と唱える。


 そこの人たちというより、そこの場と調和するのです。


 英語の発音を良くしたい人はしたらいいし、仕事をまじめにしたい人は、したらいいのです。


 だって、やりたいのですから。


 人生は限りがあるのですから、やりたいことに時間を費やさないと、もったいないです。


 愚痴を言う自由を相手に認めつつ、こちらは、楽しく自分のやりたいことをやりましょう。


 「あの人は空気が読めない人だから、しょうがない」とあきらめてもらえたら、幸いです。


 

 


 


   


Posted by いなまつゆか at 19:29Comments(0)コミュニケーション

2013年10月06日

内村選手と白井選手に学ぶ、遊びで勝つ方法

 今日の朝日新聞朝刊に、「王者の『遊び』直伝」という記事がありました。


 体操の白井選手が、内村選手に積極的に質問をしました。

 「航平さん、どうやったらもっと着地を止められるようになるんですか?」

 「トランポリンで遊びなよ」

 
 半回転ずつひねりを増やし、どちらが着地を止めるかを競いました。


 ハイレベルの遊びに、周囲は脱帽していたそうです。


 怒鳴られ、殴られ、育てられるのとの違いに驚きます。


 恐怖のもとに積み上げたものは、いざという時に、縮こまってしまうのではないでしょうか。

 失敗すると、怒られる。

 失敗しないようにやらなきゃ。


 失敗を呼び込みますし、楽しくもありません。


 「遊び=ぬるいもの」ではありません。


 厳しい練習の中でも、楽しく遊びながら修得できるのだと、内村選手が教えてくれたのです。

 体操競技は、恐怖との闘いだと思いますが、ゲームだ、遊びと思ったら、スリルを楽しめるのかもしれません。


 のびのびと育ったから、白井選手は、大舞台でも楽しめるのではないでしょうか。


 「遊びを使って、勝つ」

 時代の息吹を感じます。


 


   


Posted by いなまつゆか at 19:49Comments(0)子育て・自分育て

2013年10月05日

マナーを知っているといい理由

 昨日の、芸能人格付けチェックに、結婚式のマナーの指導として、講師仲間の結婚ジャーナリストひぐちまりさんが出ておられたので、観ていました。

 フォーマルな場は緊張します。

 やってはいけないこと、やる必要があること。

 急に振られると、難しいなと思いました。


 榊原郁恵さんは、とてもたけていて、お皿洗いからお葬式のマナーまで、すばらしい評価をもらっていました。

 とてもすてきです。


 気持ちがあればいいじゃない、という意見もありだと思いつつ。


 たぶん誰かが嫌な思いをしないよう、思いやりが形になったのがマナーなのかなと思います。


 やはり講師仲間のアナウンサーの方が、趣味でテーブルマナーをやっていらして、

 「マナーを学ぶといいのは、マナーを気にせずおいしくごはんが食べられること」

 とおっしゃっていて、なるほどと納得しました。


 どのような場でも、どうしたらいいのかしらと、おたおたせずに、落ち着いて堂々としていられたら大人って感じですね。

 改めて、学びたい気持ちになりました。


 


   


Posted by いなまつゆか at 19:24Comments(0)子育て・自分育て

2013年10月04日

やさしさは、物語で育てる

 「ホンマでっか!?TV」で、ブラックマヨネーズの吉田さんのお母さんが、息子にやさしさがないと相談していました。

 すると、尾木直樹(尾木ママ)さんが、絵本を読むといいと言って、実際に読んでおられました。


 やさしさは、どう育てていったらいいのか。

 とても大事な問題です。


 尾木ママのおっしゃるとおりです。

 物語をたくさん読むといいのです。


 やさしさ、思いやりには、想像力が必要です。


 絵本を読んでもらったり、自分で読んだりして、たくさん物語を読むことで、自分ではない誰かの気持ちを共に感じること、共感する力が育まれるのです。

 子どもさんに、たくさん読んであげてください。


 大人になったご自分も、やさしさが足りないのではと思ったら、物語を読んでみてください。


 自分で自分を育てることが、大人になればできます。

 育ちがめぐまれず、絵本を読んでもらったり、本を与えてもらえなかったりした人も、自分で自分に与えましょう。


 やさしさや思いやりは、楽しく生きていく上での大事なアイテムです。

 しっかりと養いましょう。


 

 すばらしい景色に感動することも、感性を育てる  


Posted by いなまつゆか at 20:30Comments(0)子育て・自分育て

2013年10月03日

言いにくいことを言う時に、どうするか

 兵庫県赤穂市で仕事でした。

 


 赤穂市子育て学習センターさんの仕事で、テーマは

 「言いにくいことが言える私になる!
  〜親子を支えるコミュニケーション術」でした。


 言いにくいことを言うのは難しいことです。


 自分も嫌な気持ちになるし、相手を傷つけるのも怖いし。

 それでも、言う必要がある時にどうするかという話でした。


 まずは、本当に伝えたいことは何なのか。


 気持ちではないかと思います。


 「困るから、子どもさんを見ていてもらいたい」というような。

 ところが、自分を守ろうとしたり、正しさを押し付けようとすると、


 「親が子どもを見るべきでしょう。当たり前でしょう。そんなこともできないの」となってしまいます。


 逆に、言えないからモゴモゴしてしまい、結局伝わらない。

 がまんして、がまんして、爆発。

 これも楽しくないですね。


 「子どもさんが危なくなると、わたし心配になるから、見てもらっててもいいですか?」と、穏やかな声で言うのはどうでしょうか?


 もし、嫌な気持ちになっているようなら、

 「嫌な気持ちになったとしたら、ごめんなさい」と伝えます。


 わたし自身もあなた自身も悪いわけではないけれど、行動が困るので、そこを修正してもらいたい。

 なんとか、お互いがハッピーになりたいと思っている。


 そんな気持ちをこめます。


 もし、お願いを聞き入れてくれたら、

 「ありがとう。うれしいです」と伝えましょう。


 下手に出ているわけでも、上から目線になっているわけでもありません。


 相手の方は、知らずにやっていたり、「わかっているけど、これぐらいいいかな」ぐらいの軽い感じでやっていたりします。


 ここでは、それは許されないことを知ってもらいましょう。

 続けるなら、やめてもらうか、ここにいたいなら、修正をしてもらうか。

 選んでもらいましょう。

 穏やかなスタイルで。


 お互いを尊重しながら、伝えるためのベストを尽くします。

 それでもだめなら、しょうがないのです。


 相手に嫌われないためではなく、お互いの幸せのため、成長のために言うのですから。
 
  


Posted by いなまつゆか at 18:42Comments(0)コミュニケーション

2013年10月02日

ケチは損する理由〜ごちそうさんから

 朝の連ドラ「ごちそうさん」が始まりました。

 主人公の女の子は食いしん坊のようで、もらったイチゴジャムを誰にもあげられません。


 周りの大人も、叱りながらも許してしまいます。


 うちの家族が見ていて、

 「うわあ、これ我が家なら絶対許されへん。怖い怖い」と言いました。


 叱るというよりも、

 「分け合えない子は、他の人から何ももらえないよ」と言われ、実際に欲しい物も与えられないだろうと思います。


 ケチをして、自分だけ独り占めしても楽しくない。

 おいしさを分かち合う楽しさがない。

 「あの時、おいしかったね〜」と全部食べ終わってからでも、語り合うよさもない。


 自分だけ得をしたつもりでも、結局は失うものが多いのです。

 分かち合う人の方が、まわりからたくさん与えられるからです。

 自分だけ得をするということは、とても孤独なさびしいこと。

 知らずに汲々と暮らすのは残念なこと。


 
 子どもの頃から、分かち合う喜びを教えてあげてほしいです。



 そうはいっても、大人の自分が、人に与えるのが嫌だという人もいるでしょう。

 
 無理せず与えられるものから、始めてみてはいかがでしょう。


 笑顔でも、「ありがとう、愛してる」の言葉でも、お庭の花でもいいから、「これぐらいならあげられる」というものを誰かにあげてみてください。

 たくさん頂き物をした時に、お裾分けをしてみてください。


 喜びを知れば、少しずつ、与えることができ、喜びが増えてきます。

 倍返しどころではないかもしれませんよ。


 
   


Posted by いなまつゆか at 18:26Comments(0)子育て・自分育て

2013年10月01日

自分を犠牲にしなくてもいい

 ランチにイタリアンを食べました。

 イタリアンは大好きなのですが、量が多いのが、少食のわたしには難点です。


 3人で行ったのですが、案の定、ピザが4切れほど残りました。

 お腹がいっぱいで、食べられないと思いつつ、もったいないので、せめて一切れぐらい食べようかと考えていました。


 しかし、無理はからだに悪いので、ごめんなさいと思いつつ、そのまま置いていました。


 すると、店員さんが、「お包みしましょうか?」と言ってくださったのです。


 なるほど!

 その方法があったか。


 解決方法の癖として、

 「自分ががまんすればいい」

 「自分が無理すればいい」というものがあったなら、ひとまず置いてみて、


 他に本当に方法はないものか


 と考えてみてください。


 自分で思いつくか、今回のように誰かから、ナイスアイデアが出てくるかもしれません。


 人の思考パターンは、なんにでも影響し、


 介護や子育てなどでも、ついつい自分を犠牲にしてしまう人がいます。

 職場でも、ある人にばかり嫌な仕事が集中したり、皆がついその人にいろんな仕事を頼んでしまうということがあります。


 感謝されるどころか、いつの間にか、「やってもらって当たり前」になるのです。


 解決法として、すぐに自分を犠牲にするアイデアを採用しがちだと思ったら、

 「他に方法があるはず」だと思いましょう。


 ないと思えば見つかりませんが、あると思えば見つかります。

 それ以前に、「他に道があるかも」と思うこと自体が、「自分を犠牲にする癖」から抜け出す力になるのです。


 

 神輿はみんなで担ぐ  


Posted by いなまつゆか at 20:21Comments(0)子育て・自分育て
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