2013年06月10日

やる気を持ってもらうのは難しい

兵庫県の太子町社会福祉協議会さんで、仕事でした。



テーマは「みんなの笑顔につながる相談援助・コミュニケーション術」

でした。


参加者の皆さん、ノリノリで、多いに学んでくださいました。

学ぶ意欲がある人相手だと、こちらも、どんどんアイデアがあふれ出します。



昨日、テレビで、「いつやるの?今でしょう!」でおなじみの、林修先生が、学ぶ意欲のない生徒さん相手に授業をするというのを、最後の方だけ観ました。

途中から、伝え方や内容を変えたようですが、人間味あふれる、魅力的なお話で、

「勉強しようと思う」という生徒さんの感想もありました。

その一方で、「よくわからなかった」という方もいました。


水場まで連れて行くことはできても、水を飲ますことはできない」といわれます。


本人の意思というものは、一番強いのです。

刺激を与えて、変わるきっかけになることはあっても、無理矢理変えることはできません。


しかし、今植えた種が、もしかしたら何年後かに、芽を出すこともあるかもしれません。

だから、大人たちは、あきらめず、期待せず、種を蒔き続けることが大切なのです。  


Posted by いなまつゆか at 21:55Comments(0)子育て・自分育て

2013年06月09日

プロとアマの違いをみた

 大阪に、お芝居を観に行きました。

 

 小さな小屋で、すぐそばに役者さんがいるというのを観るのは、初めての経験です。

 プロのお芝居でしたから、さすがに質が高いし、脚本がすばらしかったです。


 東京、大阪合わせて、10公演。

 その前にけいこ約1ヶ月。


 役者さんって、体力がいるなあと思います。


 アマチュアの場合は、年に1回とか、2回とか。

 その1回に全力を尽くします。

 それも、美しくて、すてきです。


 プロは、回数が違いますね。

 体力、集中力を持たせる持続力が必要です。


 役者さんに限らず、われわれ対人援助職も同じです。


 1年通じて、質の高い、安定感のあるサービスを、提供できるかどうかは大事な問題です。

 だからこそ、日頃の鍛錬とメンテナンスが欠かせません。


 それこそが、プロの証です。  


Posted by いなまつゆか at 19:59Comments(0)こころのケア・メンテナンス

2013年06月08日

同じことをやると連帯しやすい

 タイガースの選手が、今得点時などに、みんなで腕を上げるポーズをしています(6月8日朝日新聞夕刊より)。

 よく、揃っています。


 意味はまだ内緒なのだとか。


 同じことをやると、連帯感が生まれます。

 リズムが合ってくるのです。


 ギクシャクするときは、リズムがずれているのかもしれません。


 家庭や職場で、チームワークをよくするときに、使えるテクです。

 家族や仕事仲間が、1つの動きを一緒にできるってすてきではありませんか?


 「みんなで、公園に行く?」

 「行く行く!イエ〜イ(ハイタッチ)」みたいな・・・

 家庭の場合は、子どもさんが小さい頃からやるのが、おススメです。

 反抗期になってくると、なかなかやってくれませんから・・


 反抗期でなくても、無理矢理やらされる、やらせるのは嫌な人もいるかもしれません。


 やってもいいと思う何人かを集めて、楽しげにやってみてはどうでしょう。


 次に誰かが入ってくるときに、一気にみんなが入りやすくなります。

 ウェーブができるからです。


 タイガースのポーズも、最初は西岡選手始まりで、仲のよい新井良太選手にはたらきかけ、選手会長の関本選手に相談し、2、3人で始めたのだとか。


 みんなが喜んで一体感を味わえるのは、最高ですね。




 合わせること自体が、実は楽しい


   


Posted by いなまつゆか at 19:50Comments(0)コミュニケーション

2013年06月07日

DJポリスは、賢さの証

 今日の朝日新聞に「DJポリス」の記事がありました。

 サッカー日本代表のW杯出場が決まった4日夜に、東京・渋谷駅前の人込みでマイクを握った警察官のことです。


 「みなさんは12番目の選手です。チームワークをお願いします。駅の方へ進んでください」


 「目の前にいるお巡りさんも、みなさんが憎くて怖い顔をしているわけではありません。心の中ではW杯出場を喜んでいるのです」


 Youtubeの画像も観ましたが、なかなかのユーモアセンスです。


 柔よく剛を制す。


 強権で押さえつけようとせず、うまく笑いを使いながら、安全をはかっています。


 おもしろいことを言う人を、ばか呼ばわりしたり、学術的でないという人がいますが、大きな勘違いです。


 ユーモアこそ、高度な知性。

 お笑い芸人の中には、とても頭がいい人がたくさんいます。

 最近の若い人たち、頭がいい人増えてきています。


 そういえば、電車が台風の影響で遅れたときの車掌さんたちの中にも、ユーモアあふれる社内放送をしている人がいました。


 「この電車の業務から6時間、疲れていないと言えば嘘になります。しかし、私にもこの仕事を選んだプライドがあります。皆様を安全にお届けするまで頑張ります!」


 危機的な状況で、ユーモアが出せるというのは、すごいことなのです。

 こころの余裕がないとできませんから。


 日本の未来は明るいです。


 

 サポーターのレベルも、世界トップ

  


Posted by いなまつゆか at 20:36Comments(0)子育て・自分育て

2013年06月06日

この人ちょっとなあと思う人を許すと、いいことがある理由


 腹が立つことをする人、嫌なことをする人、ちゃんとできない人、えらそうな人・・


 ああ、もう、この人ちょっとなあ・・

 そう思う人を許すのは並大抵ではありません。


 まあ、でも生きて、この世に存在することは、なんとか許せるのではないでしょうか。


 不完全なあの人も生きていていいんだから、わたしもいろいろあっても生きていてもいいよね。


 そう、自分に言ってあげましょう。


 人に厳しくなると、自ずと自分にも厳しくなってしまいます。


 自分を律することは大事なこと。

 けれど、不完全な自分を責め立てるのは、いじめです。


 それは他の人も同じ。


 ああもう!あの人に腹が立つ!!は、OK。

 だけど、責めるのは、なんとか食い止めましょう。

 責めてしまったことに気づいたらでいいのです。


 あの人も生きてていいんだから、わたしも生きていていいんだ。


 そう自分に言ってあげましょう。

 
 誰にも責められないようにがんばるのではありません。

 不完全ながらもすばらしい自分を、ゆっくり少しずつ、力を抜きながら磨いて、輝きましょう。


 

 存在としては、もともと完璧  


Posted by いなまつゆか at 19:58Comments(0)コミュニケーション

2013年06月05日

一生懸命きく効果

 兵庫県三木市でキャンパスカウンセラーの仕事でした。




 カウンセリングのとき、まるで世間話のように、ただただお話を興味を持ってきくことがあります。


 自分のこころを見つめることが苦手な方も、話を聴いてもらいたいのです。

 特に気づきがなくても、ただただ一生懸命きいていると、相手の方がだんだん元気になっていかれます。


 世間話と違うのは、話に寄り添うのではなく、こころに、存在に寄り添うところです。


 マニアックな話。

 たわいのない話。

 
 話がどんなものであっても、お話をきくことは興味深く、楽しいことです。


 相手のことを少しずつ、知ることができるからでしょうか。
   


Posted by いなまつゆか at 21:00Comments(0)コミュニケーション

2013年06月04日

関係の「みえる化」

神戸市で、大学の演習でした。



ジェノグラムとエコマップを描く練習をしました。

ジェノグラムは家系図、血縁関係を図式にします。

エコマップは、ご本人をとりまく人や団体との関係性を図にしたものです。
あまり関係がよくないとか、関係が薄いとか、どちらが誰の方に思いを寄せているか、なども矢印や線の太さを使って表現していきます。


長々と事例を読んでいると、それぞれの関係がよくわからなくなってきます。
離婚を繰り返すなど、複雑な関係になればなるほど、把握が難しいのです。


それで、関係を図にして、理解を進めるのです。

事例を検討する時も使いますし、クライアントさんと一緒に書いたりする場合もあります。

見えないものは、図にすることで、はっきりします。

「関係の見える化」ですね。


マインドマップなども、見えない思考を図にします。

見えないものは、書いて図や絵にしてみると、違ったアプローチができるようになります。


また、文章を読んでもなかなか覚えられなかった関係が、一度図を書くことで、頭に入りやすいという効果もあります。

イメージを使う効果です。


受験勉強などにも、使えますね。  


Posted by いなまつゆか at 19:46Comments(0)コミュニケーション

2013年06月03日

うまくやらないとお化け

 川西市社会福祉協議会さんで仕事でした。

 


 平成25年度 福祉サービス利用援助事業 担当者・生活支援員研修会で、

 テーマは「対人援助・コミュニケーション技術」でした。


 最後に聴く練習をしました。

 話し手は、普段支援している相手になりきる。

 きき手は、「そうなんですね」「すごいですね」「大変ですね」だけで乗り切る。

 時間は1分。


 すると、普段の自分じゃないから、急に言われても、何話していいかわからなかった。

 難しかった。

 などという声がありました。


 1分と言われると、あせりますね。

 〜だからできない、とできない理由を探している間に終わってしまいます。

 その上、知らないうちに「うまくやらないとお化け」が出没してしまうのです。

 このお化けの「うまくやらないとだめだよ」「ちゃんとやりなさいよ」という声にやられてしまいます。


 話し手さんは、ずっと話さなくてはならないわけではなく、その方になりきればよかったのですが、どうしても「やらなきゃ、ちゃんとやらなきゃ」とあせって、時間ばかりがたってしまうのです。


 しかし、これも経験です。


 うまくやらなくてもよかったんだ。

 話さなくても大丈夫だったんだ。


 そのことを知るだけでも、大きな意味があります。


 大きな意味では、コミュニケーションには、失敗があるようで、ありません。


 ベストを尽くし、次につなげることが大事なのです。  


Posted by いなまつゆか at 19:39Comments(1)コミュニケーション

2013年06月02日

なんで?と聴かず、理由が知りたいと言う

 「なんで、片付けないの?」

 「なんで、勉強しないの?」

 「なんで、食べないの?」


 子育ては、「なんで?」の連続です。


 しかし、この「なんで?」を使うのは、NG。

 相手は、責められている、怒られていると思って、萎縮してしまいます。


 理由がわからないままに、

 「ごめんなさい」等という言葉で、すまされてしまいます。


 なんの対応もなされていません。

 で、同じことが繰り返されてしまいます。


 「なんで、勉強しないの?」

 「なんで?・・・」

 はああ・・ストレスフルですね。


 「怒ってないよ。理由が知りたいの。教えてくれる?」と聴いてみましょう。

 もちろん、クールダウンしてからです。

 怒りながら聴いていたら、

 「うそばっかり!怒ってるよ」と思われてしまいます。


 人の行動には、たいがい理由があります。

 子どもたちにもです。

 言葉にできないことも多いかもしれません。


 それなら、想像力をはたらかせて、

 「もしかして、どうやって勉強したらいいかわからなかった?」

 「やろうと思うのに、動き出せなかった?」

 「からだの調子が悪いの?」


 などと、候補をあげてみましょう。


 気持ちや行動の理由の理解が進んだなら、解決への一歩につながります。


 何度怒っても、変わらない。

 それは、理解がまだ浅いからかもしれません。

 変わるための対応をしていないからなのかもしれません。


 対応できて、問題解決できたなら、お互いにストレスが軽減されますね。


 

  


Posted by いなまつゆか at 17:40Comments(0)コミュニケーション

2013年06月01日

気を使うのと、思いやりとは違う

 相手を思いやる気持ちを持ってください。

 そうお伝えすると、「でも、なんだか疲れますね」とか、「そこまでしないといけないんですか?」などと言われることがあります。


 それは、きっと気を使わないといけないと思うからです。


 あれこれ気を使うと疲れます。

 エネルギーを奪われるからです。

 なぜ、奪われるのか。


 「自分がよく思われるために」

 「相手から、悪く思われないために」

 行動しているからです。

 これは、相手から「いい評判」を得ようとしている、相手のエネルギーを奪おうとする行動です。



 思いやりは、相手にこころを「与える」行為です。

 「相手が、ここちよいように」

 「相手のつらさが、減るように」


 「相手のために」エネルギーを使い、相手に与えているのです。


 相手からエネルギーを得ようすると消耗しますが、相手にエネルギーを与えると、不思議と力が湧いてきます。


 気を使わなくていいから、相手に自分がどう思われるかを気にするのではなく、

 相手の気持ちを考えてみてください。


 エネルギーにあふれ、魅力的になることができます。

 

 

   


Posted by いなまつゆか at 19:33Comments(0)コミュニケーション
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