2013年03月10日

決めつけないお父さんが、かっこよかった件

 兵庫県神戸市で研修でした。

 兵庫県介護支援専門員協会の指導者養成研修です。

 テーマは、「心理療法概論」。

 さまざまな心理療法について、お話しました。


 行きの電車が、神戸駅で停車しました。

 非常ボタンを押した人がいるそうで、点検のため、しばらく止まるとのことでした。

 目的の元町駅まで、後一駅なのに・・・


 まわりも、ざわついていました。


 子どもが、「誰かのいたずらで、ストップしている」というような話をしていたのでしょう。

 お父さんが、言いました。


 「君たちは、勝手にいたずらだと決めてかかるけど、本当に何かあったのかもしれないだろう。」

 子どもたちは、神妙な顔つきになりました。


 わあ、なんてすてきで、かっこいいお父さんなんだ!、と感激しました。


 子どもの頃に、大人の価値観に染上げられて、わたしたちは、考えの枠を持ってしまいます。

 その枠にしばられ、思い込みによって事実を曲げてとってしまうのです。

 自分がだめだと思うと、何をみても自分がだめなことの証拠のように思えてくるのです。


 この思い込み、考えの枠を変えていくのも、心理療法のはたらきの1つです。


 お父さんが、「ものごとを簡単にきめつけないように」と教えたことで、彼らの考えの枠は広がったことでしょう。


 これこそが、すばらしい教育です。


 

 かっこよさは、さりげないところに宿る  


Posted by いなまつゆか at 18:39Comments(0)子育て・自分育て
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