心理スペース「ぽれぽれ」

　寒くなると「鍋料理」が食べたくなります。

　しかし、我が家ではこれがなかなか難問です。

　鍋好きと、鍋嫌いがいるからなのです。

　「さむ～い！！今日は鍋だ～」と思うものの、約1名の嫌～な顔が目に浮かびます。

　もちろん、強引に進める手もあるのですが、うちは「民主主義」をうたう家、なかなかそれがしづらい空気があります。というか、わたしがあんまり好きではない。

　その結果、交渉が始まります。

「今日寒いから、鍋にしたいんだけど」
「え～嫌」
「鍋に１票」（もう一人から）
「から揚げにしようよ。から揚げもあったかいやん」
「そういう問題じゃない。そういうあたたかさじゃないんだ。」
「誕生日も近いし、優先してよ」
「誕生祝いは昨日したやんか」
「鍋食べたーい」（もう一人から）
「じゃ、君に鶏肉４００グラムを授けよう。自分で揚げるなら、から揚げにしてよし。他は鍋にして食べるから」
「・・・じゃ、いい。それほど元気ないから」
「悪いね～」

　というような、すったもんだがあって、ようやく鍋に・・・・

　でも、鍋料理ってそんなに大そうなことじゃないと思う。