2007年06月11日

天の目

 昔はおじいさん、おばあさんが「おてんとうさん晴れがみてはるで」と教えてくれたものだそうです。

 「だそうです」となるのは、わたしは祖父母にそう教えられた記憶がないからです。そのかわりマンガに教えられました。前にも紹介した「7つのエルドラド」(山本鈴美香,中公文庫)に出てくる占い師のおばばがこう語るのです。

 「天に大きな目があるといつも思いなされ。」(注:今手元にないので、言葉は正確ではありません)

 おてんとうさんや天の目に見守られている子どもは、大きく道をそれないし、安心して生きられます。たまに悪いことをしても、「ばれなければいい」とは思えません。なんとなく申し訳ない気持ちが残ってしまうのです。

 逆に皆から批判されることがあっても、おてんとうさんや天の目に恥じないことならば、胸を張って生きられるでしょう。

 宇宙でも神様でも、仏様でもご先祖様でも、名前はなんでもいいので、子育ての場にそういったごまかしのきかないものの存在を復活させてほしいと思います。

月「しんちゃん」さん、いつもありがとうございます。
わたしも年を重ねるということはこういうことなのか、という発見をすることが多くなりました。確かに人目を気にしなければ、どうということはありませんね。

 人目ではなく、天の目を気にして生きたいと思います。いつも正しいわけではないので、ときどきチクチク胸が痛みますが。それでも胸が張れる生き方を目指したいと思うのです。  


Posted by いなまつゆか at 19:20Comments(0)子育て・自分育て

2007年06月10日

変わらないつらさ

 子どもの頃に読んでいた漫画「ポーの一族」の復刻版(萩尾望都,小学館文庫)を読みました。

バンパネラ(吸血鬼)の少年少女の物語です。彼らは年をとりません。永遠に少年少女のままで、ばれないように転々としながら、時代の流れを超えて生きていくのです。
 
 十代だった当時これを読んで、「年をとらないということは、なんとつらいことなのだろう」と考えました。不老不死ほど残酷なことはありません。まわりが年を重ねていくからよけい悲しいことに思えました。

 それ以来、あまり年をとることに抵抗がなくなりました。白髪が出始めた頃は確かにわずかにショックでしたが、肌が弱いこともあって染めることもしていません。

 近頃染めない人が増えてきて、テレビの報道番組などを見ていても、結構白髪の人が実は多いのだということがわかります。

 いつまでも変わらないすばらしさよりも、年を重ねて輝きを増すような、お金や若さではどうにもできない魅力を備えたいと思っています。

 その割に童顔なので、たまに昔からの知り合いからは、中学生よばわりされます(これは自分がポーの影響を受けたせいなんだろうか)。そうかと思えば、会うといきなり白髪を見て「めちゃめちゃふけたなー」というような失礼なやつもいたりして(そうじゃない、そういうことをのぞんでいるんじゃないんだ)・・・・こころは複雑です。

 なかなか理想への道のりは厳しいのです。  


Posted by いなまつゆか at 18:30Comments(1)こころのケア・メンテナンス

2007年06月09日

頭の体操にパズル

 今日は、新聞の土曜版にあるパズルをやりました。


朝日新聞2007年6月9日 be on Saturdayより

 毎回ではありませんが、たまにやります。やりだすと結構やりとげたい方なのです。

 なんでもそうですが、使うと発達するので、少しでも頭を発達させたいという野心や、ただおもしろいという単純な気持ちや、気分転換のためなど、そのときどきで理由はいろいろあります。

 ちなみに頭を使うと理性的になるので、気持ちをおさめやすくなります。パズルをするのは、セルフコントロールの練習になるのです。

 クリアーできれば、すっきりさわやか、そして達成感にひたれます。しかし、うまくいかないときは、逆にストレスになったりして・・・まぁそれもご愛嬌ですね。

 今回は全部できたので、大満足です拍手。  


Posted by いなまつゆか at 19:41Comments(0)子育て・自分育て

2007年06月08日

便利が一転

 さっきまで、雷ゴロゴロでした。

 あわててパソコンのコードを抜き、散歩に出ました。ピカッと稲光雷、半端ない雷の音に「落ちないで、降らないで」とお願いしつつ、なんとか帰宅。ほとんど同時に降り出しました。

 どうやら、散歩に行っていた間に停電になっていたようです。近頃はなんでも電気がらみで、時計をセットしているものも多く、なかなかやっかいです。

 なかでも一番困るのが、我が家はオール電気だということ。停電が続くと、料理もままならぬ状態です。一応カセットコンロを常備しておりますが。

 前の家は、昔の家でしたので、電気がつかなくても使えるものが多かったのです。料理もできるし、お風呂にも入れました。

 それでも、一度台風(19号です。覚えている方も多いのでは)で何日も停電して、洗濯ができず大変だったのを思い出します。まだ子どもがおむつをしていた頃だったのです。

 うちはまだだったのに、裏の家は復旧していて、裏からテレビの音が聞こえてくるのがなんともいえなかったですガーン

 今は手軽な生活に慣れて、便利さの恩恵にあずかっていますが、緊急時には弱いですね。

 今日はハンバーグ。祈るように炊飯器にスイッチを押し、たまねぎはいためました。どうか電気が送られ続けますように。でないと、今晩はたまねぎのみじん切りいためだけかもね。  


Posted by いなまつゆか at 19:32Comments(0)こころのケア・メンテナンス

2007年06月07日

普通な会話に助けられ・・

 カウンセラーという仕事をしていると、普通ではあまり聴かないような話を耳にします。年々ヘビー化しているので、重たい気分になることもしばしばあります。

 ひきずるまでは行かなくても、なんとなく余韻を残して帰宅し、待ち構えていたピースと散歩に出ると、ご近所の犬の散歩仲間によく出会います。

 そこでの日常の何気ない会話に笑い、犬たちとたわむれて、ふっと散歩に戻ると、なんとなく元気を取り戻している自分に気づきます。

 普通って偉大だな~とつくづく思います。たわいもないおしゃべりや遊びにどれほど支えられていることか。

 愚痴ってストレス解消するのも一つの手ですが、仕事柄、家族にも仕事内容を話せないわたしには、すごく効き目のあるリカバリーの方法です。

花まる「しんちゃん」さん、コメントありがとうございます。うまくいかなかったことも、次に生かしていくことが大切ですよね。その地道な努力がその人を輝かせるのだと思います。

  


Posted by いなまつゆか at 19:59Comments(0)こころのケア・メンテナンス

2007年06月06日

傷があじになる

 職場兼住居である「ぽれぽれ」は、天然素材の家なので、ほとんどが徳島の杉で作られています。床も杉板です。

 杉板はやわらかくて、傷つきやすいのです。2階のリビングで犬を飼うと聞いたとき、建築会社のうち担当のNさんは大変ショックな様子でした。「ホントに飼うんですか~?」と何度も聞かれました。

 だいたい、そういう家を建てる方はこだわりがある方が多いのですが、うちはただの「自然」好きでして、「申し訳ないな~」と思いつつ、ピースを家に入れました。

 最初の頃、ピースは、昇れるけど、下りられませんでした(高所恐怖症でして)。なにせ以前の家は平屋で、階段というものがなかった。しょうがないから、だっこして下ろすと、怖がって階段の両壁(これも木なんです)にきずきずが~!!

 床も見事に傷だらけ。最初見に来たとき、Nさんが絶句していました。(ほんま、ごめんガーンNさん)

 しかし、それが時間がたつにつれ、うづくりのようになり、光沢もでてきて、なんともいい風合いになったのです。



Nさんも、「なんか、大丈夫です」と言ってくれました(よかった~ニコニコ)。

 近頃傷つくことを恐れる人が多いように思いますが、生きることは傷つくことでもあります。しかし、たくさんの傷がやがて、あじになるのだと思います。

 「パイレーツオブカリビアン ワールド エンド」に出ているキース・リチャーズのように・・・あの存在感は、いいことも悪いこともたくさん経験したからこそのものでしょう。

 もちろん、だからといって自分をむやみに傷つけるのは、よくありません。ピースもわざと傷つけたわけではないのです。

 一生懸命生きる中で、どうしようもなく受けた傷だから、いいのです。  


Posted by いなまつゆか at 19:24Comments(1)子育て・自分育て

2007年06月05日

はしかが、とうとう・・

 わたしが講師をしている大学で、ついに、はしかにかかった人が出ました。

 流通科学大学の皆さん、HP見てくださいね。しばらく休講ですよ。

 今日授業だったので、他の先生と、休講になったら大変だなーという話をしていたところです。社会福祉の方なので、実習などに影響があるかもしれないのです。

 母校の出身クラブも、この時期毎年6大学でジョイントコンサートを開くのですが、関学さんや神大さんがやはり休講になったために、とりあえず予定の日は中止となりました。関係者の人は、大変な思いをしていると思います。

 早く収束してもらいたいですね。
  


Posted by いなまつゆか at 19:17Comments(0)プライベート

2007年06月04日

じゅもんは「あるある」

メールNAOさん、「しんちゃん」さん、「さんちゃん」さん、コメントありがとうございます。

 昨日はパソコンを開かなかったので、コメントがたくさん入っていて、びっくりしました。すごくうれしいです。また、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃるなと思いますね。

 「しんちゃん」さんのおっしゃるとおり、「ある」という考え方は大切ですね。「ある」ものを数えると、「ある」ようになります。昔は「お金がない」というのが口癖だったわたしも、「ない」を禁句にしたら、たまには回らないお寿司も食べられるようになりました。

 大金持ちにあこがれはしませんが(きっとお金を持つ苦労もあると思いますので)、「ないない」と思うと不安と不満と貧しさで、こころが一杯になっていく感じがします。

 自分が持っているものに感謝して、こころ豊かに暮らせたら、鴨の赤ちゃんを見ただけで、幸せ気分花まるになれると思うのです。

 そのために、今でもつい「ない」と言ってしまいそうになりますが、「あるある」と唱えることをこころがけています。  


Posted by いなまつゆか at 19:20Comments(0)こころのケア・メンテナンス

2007年06月03日

お寿司です!

















今日は、ちょっとしたメモリアルデーなので、明石でお寿司を食べています。

たまのご馳走は、幸せを呼びますね〜  


Posted by いなまつゆか at 19:05Comments(1)プライベート

2007年06月02日

鴨の親子発見!

 数日前に近くの川で、鴨の親子を見つけました。

 そのときも撮影をこころみたのですが、うまくいかず、「ただの川原」の写真になってしまいました。

 それが、今朝とうとう成功したのです!!



かわいいでしょう?
やはり、子どもは愛されるように作られていますね。

きっと、人間も自然な形で関われたなら、普通に子どもをいとおしいと思えるのでしょうね。
でも、そう思えなくても、その人が悪いわけではありません。

人間は頭がよくなった分、動物たちよりも困難を背負っているのでしょう。
ですから、完璧は望めないのです。

誰かを責めることなく、みんなで協力して、より多くの愛を子どもたちに向けていきたいものです。
  


Posted by いなまつゆか at 19:33Comments(2)子育て・自分育て

2007年06月01日

東播磨カウンセリング研究会からのお知らせ

東播磨カウンセリング研究会からのお知らせです。

音符勉強会「お地蔵さんの会」第1回
臨床心理士の村山實先生をお招きして、皆で学びあう会です。

日時:6月3日(日)10:00~16:00
場所:播磨町野添コミュニティーセンター
会費:各回 会員 1500円 非会員 1800円 昼食代700円
内容:自律訓練法

音符月例会「ほっとの会」(動作法)
日時:7月1日(日)13:30~
場所:播磨町西部コミュニティーセンター(いつもと会場が違いますので、ご注意ください)

皆様のご参加をお待ちしております。


  


Posted by いなまつゆか at 19:31Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2007年06月01日

今日はたまねぎ~!

 ご近所犬ぷーちゃんちから、たまねぎをいただきました。



おっき~そして取れたてぴちぴちです。

今晩は、から揚げの予定なので、たまねぎの素揚げをしましょうか・・・(よだれ)

ピースは、ああ見えても意外と犬なので(普通に犬ですね)、たまねぎは食べられません。哀れなやつです。

稲松家は、皆さんの支えで暮らしておりますねー。感謝ですハート

ヨット「しんちゃん」さん、コメントありがとうございます。大変な時期を乗り越えられたのですね。おっしゃるとおり、周りが気づき、支え、理解すれば、人はなんとか生きていけるんですよね。

 しかし、その周りの支えというのがなかなか難しいです。気づけないこともあるし、支えきれないことも、理解しづらいことも。「しんちゃん」さんの力はもちろんのこと、周りの皆さんもすばらしかったですね。

 そのおかげで、今こうしてやりとりができるのが、とてもうれしいです。

  


Posted by いなまつゆか at 18:45Comments(0)プライベート
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