2007年06月15日

枠の中の自由

 近頃若い人たちをみていて発見したことは、ルールをあまり守らない人は、自由に精力的に活動しているかというと、案外そうでもなく、なんだかだるそうで、はみでるけど、これといって何もしない人が多く、逆にそこそこルールを守る人は、その枠内一杯に活発に動いている人が多いのではないかということです。

 それはまるで箱庭療法の世界を見ているようです。

 箱庭療法とは、57×72×7(cm)の砂箱(内側は水色に塗っている)に砂を入れ、


 その砂を動かしたり、山にしたり、砂の上にパーツといわれるおもちゃのようなものたちを置いたりして、自分を表現していく心理療法なのです。


 この箱庭の枠というものが、その人を守り、箱の中の自由を保障してくれます。枠内では安心して好きなように表現できるのです(複数の人で置くと相手を攻撃することは制限されます)。

 枠がないと、案外自由に表現するというのは難しいし、荒れたり崩壊してしまう可能性もあります。ムチャクチャになってしまうんですね。それはかなり危ないことなのです。

 皆さんは日本という枠のなかで、ある程度ルールを守っていれば、自由に生きられますが、一歩外に出ると、その守りが及ばないことがあります。話題作映画「バベル」を観ると、国家がどれほど守ってくれているのかが実感できると思います。

 まったくの制限なしよりも、枠があるほうが自由を感じられる。不思議ですね。

ケーキみこさん、NAOさん、コメントありがとうございます。

娘が言うには、茶道をしていると、お茶つながりで一体感が得られるのだそうです。あなたもしているのね、というだけで、もう仲間感覚なんでしょうか。

 そういえばカウンセリングの基本姿勢も一体感につながるものですね。
  


Posted by いなまつゆか at 19:40Comments(2)子育て・自分育て
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