2007年06月14日
型も大切
今日は娘の高校の文化祭に行きました。
彼女は茶道部に所属しているので、お茶をいただきました。
若い頃は「中身重視」で、形を問われるものにまったく魅力を感じませんでした。それでお茶もお花も習わずに現在にいたります。ですので、こういった席はなかなか慣れません。つい、きょろきょろしてしまいます。
今になれば、形も大切だと思えます。娘が「おもてなしの心」を学ぶとともに、所作を身につけてくれることが、本当によかったと思えるのです。
美しく動けることはすばらしいことです。そして、おそらく国際的な活動をしていくだろう若い人たちが、日本文化のよさ、美しさを海外に伝えていってくれたらと思うのです。
名前はわからずじまいなのですが、前にラジオで歌舞伎の人が師匠の言葉として、『型破りはいいが、形無しはいけない』というものを披露してくれました。ちゃんと型を習い、身につけたうえで、それを打ち破って新しいものを表現していくのはいいが、型を知らずに好き勝手するのはいけない、ということなのだと思います。
それはカウンセリングにも通じるものがあります。ただ「聴く」というスタンダードを身につけずに、さまざまな技法に走ってしまうと、大切なものを見失ってしまい、技に溺れることも多々あります。どのような技法を使おうと、「相手を尊重し、理解する」という根っこのところがなくなってしまっては、どうにもならないのです。
彼女は茶道部に所属しているので、お茶をいただきました。
若い頃は「中身重視」で、形を問われるものにまったく魅力を感じませんでした。それでお茶もお花も習わずに現在にいたります。ですので、こういった席はなかなか慣れません。つい、きょろきょろしてしまいます。
今になれば、形も大切だと思えます。娘が「おもてなしの心」を学ぶとともに、所作を身につけてくれることが、本当によかったと思えるのです。
美しく動けることはすばらしいことです。そして、おそらく国際的な活動をしていくだろう若い人たちが、日本文化のよさ、美しさを海外に伝えていってくれたらと思うのです。
名前はわからずじまいなのですが、前にラジオで歌舞伎の人が師匠の言葉として、『型破りはいいが、形無しはいけない』というものを披露してくれました。ちゃんと型を習い、身につけたうえで、それを打ち破って新しいものを表現していくのはいいが、型を知らずに好き勝手するのはいけない、ということなのだと思います。
それはカウンセリングにも通じるものがあります。ただ「聴く」というスタンダードを身につけずに、さまざまな技法に走ってしまうと、大切なものを見失ってしまい、技に溺れることも多々あります。どのような技法を使おうと、「相手を尊重し、理解する」という根っこのところがなくなってしまっては、どうにもならないのです。