2007年06月06日

傷があじになる

 職場兼住居である「ぽれぽれ」は、天然素材の家なので、ほとんどが徳島の杉で作られています。床も杉板です。

 杉板はやわらかくて、傷つきやすいのです。2階のリビングで犬を飼うと聞いたとき、建築会社のうち担当のNさんは大変ショックな様子でした。「ホントに飼うんですか~?」と何度も聞かれました。

 だいたい、そういう家を建てる方はこだわりがある方が多いのですが、うちはただの「自然」好きでして、「申し訳ないな~」と思いつつ、ピースを家に入れました。

 最初の頃、ピースは、昇れるけど、下りられませんでした(高所恐怖症でして)。なにせ以前の家は平屋で、階段というものがなかった。しょうがないから、だっこして下ろすと、怖がって階段の両壁(これも木なんです)にきずきずが~!!

 床も見事に傷だらけ。最初見に来たとき、Nさんが絶句していました。(ほんま、ごめんガーンNさん)

 しかし、それが時間がたつにつれ、うづくりのようになり、光沢もでてきて、なんともいい風合いになったのです。



Nさんも、「なんか、大丈夫です」と言ってくれました(よかった~ニコニコ)。

 近頃傷つくことを恐れる人が多いように思いますが、生きることは傷つくことでもあります。しかし、たくさんの傷がやがて、あじになるのだと思います。

 「パイレーツオブカリビアン ワールド エンド」に出ているキース・リチャーズのように・・・あの存在感は、いいことも悪いこともたくさん経験したからこそのものでしょう。

 もちろん、だからといって自分をむやみに傷つけるのは、よくありません。ピースもわざと傷つけたわけではないのです。

 一生懸命生きる中で、どうしようもなく受けた傷だから、いいのです。  


Posted by いなまつゆか at 19:24Comments(1)子育て・自分育て
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