2007年02月27日

我が家は民主主義

 うちは民主主義をモットーに動いています。以前は自由な家なんだと言っていたのですが、それだとやりたい放題にしているような誤解をうけるので、「民主主義」と称しています。

 そもそもは、「超学校」(大沼安史訳,一光社)という本を書いたダニエル・グリンバーグさんに影響を受けたことが始まりでした。彼はアメリカでサドベリー・ヴァレー・スクールという学校を作ったのですが、そこがとてもユニークでした。

 子どもたちは年齢に関係なく、自分たちの好きなことをしてよいのです。遊びたかったら遊び、学びたかったら学ぶ。先生が必要なら、先生を連れてくるという風に。そして何かあったら、皆で話し合うのです。なんか、いいなーと単純に思ってしまったのです。

 けれど、日本の学校にこれを求めるのは難しいと思いました。実際にそういう学校を作った方々もいらっしゃいましたが(すごいことです)。それで、夫とわたしは自分の家をサドベリーにしようと思ったのです。

 思うのは簡単ですが、実践するのは大変で、学校とおりあいをつけていくのは難しかったです。宿題はどうするのか、学校に行きたくないときはどうするのか、そのときどきでずいぶんゆれました。

 それでも、基本的にはお互いの意見を尊重し、調整していきました。子どもたちも大変だったと思います。何しろ自由を与えられるということは、その結果を引き受けていく責任があるということなのですから。

 また、なんでもOKではもちろんなく、大人と子どもという立場では、全面的に子どもの意見を受け入れられない場合もあり、苦渋の選択ながら命令に近いこともありました。

 民主主義はなかなか面倒です。

 たとえば外食一つでも、それぞれがどこに行きたいか意見を出し、意見が割れたら、なぜ自分の意見がいいのか説明したり、譲ったり、次は自分の意見を優先するなどの条件をつけたりと、交渉して決めていかなくてはなりません。

 いつもお父さんが決めることにしていたら、不満はあるでしょうが楽ができるのです。そうはいかないので、決まるのに時間がかかってしまいます。

 そんな面倒なことを繰り返しながら、子どもたちは自分で決めること、自分の言動には責任を持つこと、相手を尊重すること、全体のことを考えること、などを体験的に学んでいきました。

 近頃は皆慣れてきて、流すところは流し、譲れないことは譲らず、上手に民主主義できるようになってきました花まる。今はそう面倒でもないし、お互いの理解がずいぶん進んで、風通しのよい家庭になっていると思っています。

 また、何か一大事が起こっても、普段コミュニケーションをまめにとっているおかげで、対応がスムーズに出来るように思います。

 少し手間をかけることの積み重ねが、すごく大変なことを避ける手立てになるんですね。



  


Posted by いなまつゆか at 19:03Comments(2)子育て・自分育て
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