2014年06月02日

島時間にゆだねて、自分を知る旅〜夏季ワークショップへのお誘い


 カウンセリングをしていると話すと、「わたしも、やってもらいたいです」とよく言われます。「どうぞどうぞ、来て下さい」と言いますが、このノリでおっしゃる方で、実際に来られる方は、そうありません。

 聴いてもらえるよさは、わかっていただけているのですが、忙しかったり、きっかけがつかめなかったり、今ひとつ勇気が出なかったり、するんでしょうね。

 自分の気持ちや抱えている問題を直視することは、やってみたら、そうでもないのですが、やる前は怖いものです。海水浴をしたことのない子どものようなもので、ちゃんと大人がついていて、安全なところにいると、本当は大丈夫なんだけど、怖くて入れないのです。入ってみたら、「楽しかった、もっといたい」ということも多いのです。

 ワークショップをやりますよ、となると、さらに、「何するの?研修?講義を何時間もきくの?」とよくわからないことになります。「いえいえ、講義しません。みんなで座って、人の話を聴いたり、自分の気持ちを話したりするんです」と言うと、「はあ、そうですか」・・・よくわかりませんね。

 わたしも、初めてワークショップに参加したとき、何をするかも知らず、しかも尋ねもせず、でした。「カウンセラーになりたいんです。資格取りたいんです」「じゃあ、ワークショップに参加してください」「はい」みたいな、ノリでした。

 それから、時は流れ、小学1年生だった娘は、20代半ばとなり・・・わけわからず、毎年、参加し続け、今ではファシリテーターという役目をしております。グループの皆さんが、安心して、自分のことを話せて、みんなが聴けるようになり、一人一人の個性や気持ちを大事にしつつ、グループが一つになっていくような過程をお手伝いする仕事です。

 東播磨カウンセリング研究会の夏のワークショップは、島でやりますので、海を肌で感じながら、日常の喧噪から離れて、ゆっくり自分のことを考えられること、お魚がとびきりおいしいことが自慢です。

 毎日バタバタしていて、忙しかったけど、わたし、こんなこと考えていたんだ。こんな気持ちを抱えて生きていたんだ、などと、思いも寄らぬ自分とも出会える、こころの旅、経験してみませんか?

 この夏も、開催します。

 7月19日(土)〜21日(月)まで、
岡山県備前市鹿久居島のペンション「みかんの郷」にて。
定員15名(多少増えることあり)ですので、ご希望の方は、お早めにお申し込みください。

 詳しくは、東播磨カウンセリング研究会HP夏季ワークショップまで



島時間が流れる・・・
  


2014年04月20日

最後まで輝くために、何ができるのか

 東播磨カウンセリング研究会の総会でした。

 総会講演として、グループホームにしむらのホーム長をなさっている、梅谷公子さんに、「輝いて生きる」というテーマで、お話をしていただきました。

 入所なさっている皆さんが認知症を患っている高齢者です。「認知症だからといって、何もわからない、何もできないわけではありません」とお話なさったのが、印象的でした。

 利用者の皆さんが、笑顔で包丁を持ち、料理をし、編み物をし、糸を巻いておられました。「包丁持たせるんですか?」と聞かれるそうです。「90年ぐらいやっておられるんですから、わたしより、ずっと上手ですよ」とおっしゃっていました。できることを、危ないからと奪うことで、輝きが失われるのでしょう。

 輝きポイントは、人それぞれです。昔着物の仕立てをしていた方は、晴れ着姿の娘さんを見ると、目が輝き、立ち上がります。子どもが欲しかったのに、叶わなかった方は、赤ちゃんのお人形を背負って、目を細めます。

 制度に押し込めるために、情報を取るのではなく、その人をみてほしい、という梅谷先生の思いは、わたしたちカウンセラーの思いとも重なります。

 その人が、その人らしく、最後の一息まで、輝いて生きるために、何ができるのか。 わたしが、輝きながら最後を迎えるというのは、どういう状態なのか。

 大事な問いをいただきました。死ぬまで考えていくに値する問いです。


 
  


2014年03月02日

必要とされるから、生きられる

 東播磨カウンセリング研究会の講座「カウンセリング概論」の最終回でした。

 つまり、「カウンセリングってなあに?」ということなのですが、なかなか言葉にするのは難しいのです。


 わたしたちは、本来こういう風に生きたい、こうしたい、というものを持っています。それがわかっているか、わかっていないかの差はありますが。生きる意味、存在する意味であるともいえます。

 今朝の番組で、阿川佐和子さんが、「人が死にたくなるのは、必要とされなくなったときだと、秋田の医師が話していた」と言っていました。秋田県は、高齢者の自死が多いとされる県なのです。おばあちゃんが、孫のお弁当を毎日作っていたのに、卒業して、お弁当を作らなくてよくなった。ああ、自分はもう必要とされていないと思うと、死にたくなるというようなことだということでした。

 クリントン大統領が、「子どもは100人の大人に愛される必要はない。たった1人の大人でいいから、愛してしていて、必要としているということを知らせる必要があるのだ」ということを言っていたのを聞いて、クリントンが好きになったとも言っていました。

 人は、存在する理由がわかっていれば、辛くても、苦しくてもなんとか生きていけるのでしょう。

 相談に来られる方と、一緒にこの世から必要とされている意味を探すのが、カウンセリングです。




 誰にも生きる意味がある

   


2013年12月01日

言いにくい気持ちの伝え方

 東播磨カウンセリング研究会の講座「カウンセリング概論」の講師でした。

 グループで思いを伝え合い、成長や気づきにつなげていく、「エンカウンターグループ」について学びました。


 言いにくいような気持ちは、どう伝えたらいいんでしょう。「うわあ、びっくり、そんな考え方もあるんだ」と思うけれど、それを伝えたら、相手の人は、気を悪くするんじゃないかしら、引かれたと思って、傷つくんじゃないかしら。どう伝えたらいいのか、そもそも伝えていいものなのか。そんな質問をいただきました。

 ありのままを伝えてみてはどうでしょうか。「あなたの話をきいて、すごく驚きました。そんな考え方があるなんて、思ってもみなかったんです。だけど、そんなことを言ったら、嫌な思いをさせてしまうのではないか、引かれたと思って傷つくんじゃないかという気持ちも、同時にわいてきました。引いているわけではなく、思いもよらない考えに出会って、驚いたということが伝えたいことなのです」というような感じです。

 正直な気持ちがみんなに伝わります。実は同じように驚きながらも、言葉にできなかった人も、「わたしもそうだったんです」と言えるかもしれません。また、驚かれた人も、自分を大事にしてくれている気持ちになるのではないでしょうか。

 大事なのは、相手と伝えたい気持ちの両方を尊重することです。

 わざわざ必要もないのに、言いにくいことを言わなくてもいいのです。伝える必要があるかどうかを吟味して、必要があるなら、同じように相手を大切に思う気持ちも合わせて伝えてみてください。



 相手を思う気持ちは、希望の光  


2013年07月15日

居場所があるしあわせ

 ワークショップが無事終わり、帰ってきました。

 


 豊かな自然やメンバーに恵まれて、やさしいグループになりました。

 あたたかい雰囲気に包まれて過ごすと、

 「わたしは、ここにいてもいいんだ。」

 と、思える瞬間があります。


 居場所があるということは、本当に幸せで、安心なことです。


 生きていく上で、基本的なことだからです。


 そんな場所は自分にはない、と思われるなら、東播磨カウンセリング研究会に遊びに来てください。


 きっと、あなたがあなたのままでいられる居場所が見つかります。


 お待ちしています。


  


Posted by いなまつゆか at 18:27Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2013年07月13日

日常をシャットダウン!

 今日から、東播磨カウンセリングの夏季ワークショップが始まります。

 会場は、備前市日生町鹿久居島。





 日常から、我が身を引き離し、一旦シャットダウン。


 見えないものとの付き合いが始まります。


 怖いとか、見たくない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。



 海に潜る感じに似ています。

 安全をはかりながら、慣れたインストラクターとともに、身を沈めていきます。


 今までみたことないような、風景に出会うでしょう。

 一度潜ってしまうと、また潜りたくなりますよね。



 何に出会うかは、お楽しみ。

 では、行ってきます!


 電波状況(こころの?)によっては、明日のブログはお休みになるかもしれません。  


Posted by いなまつゆか at 10:36Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2012年04月22日

災害復興と若者支援と障がい者

 東播磨カウンセリング研究会の総会でした。

 総会講演で、mottoひょうご事務局長の栗木剛さんに、お話しいただきました。

 


 災害復興支援に力を入れておられ、兵庫の若者を被災地に送りだされている栗木さんに、現場や送り込まれた若者たちの様子をうかがいました。

 また、ほっとの会には、自閉症傾向などをもつ人たちがたくさん参加されていますので、障がいを持つ人たちが、どうしていったらいいのかもうかがいました。


 若者にも、障がいを持つ人も、つらいことや慣れないことがあっても、経験してもらうということが大切だと感じました。


 日常何でもないときに、つらくないように、楽なようにと環境を整えすぎると、いざというときに、対応が難しくなってしまいます。

 ふだんから、少しつらいことや嫌な事を経験する事は、非常時に役立ちます。


 大切なことを、楽しく、学びました。


 今年度から事務局が、いなまつゆかに交代します。

 よろしくお願いします。  


Posted by いなまつゆか at 17:25Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2011年04月23日

総会

 今日は、東播磨カウンセリング研究会の総会でした。


 会員が集う1年に1度の会です。


 全員とはもちろんいきませんが、前向きに集まってくださって、今年度が始まります。


 単位認定講座が「臨床心理学」。

 わたしも、12回のうちの3回ほど講師を受け持ちます。


 夏には、恒例の日生の鴻島のワークショップ。


 自律訓練を学ぶ月例会のほっとの会。


 臨床心理士の村山實先生をお迎えしての、お地蔵さんの会。

 今年は、絵画療法2回、自律訓練法1回です。


 会員でない皆さんも自由に参加できる会ばかりです。


 ぜひ、ご参加くださいニコニコ


   


Posted by いなまつゆか at 19:51Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2010年09月05日

箱庭療法

 今日は東播磨カウンセリング研究会の一日ワークショップでした。


 朝10時から16時まで、箱庭を置きました。


 砂が入った箱(内側が水色に塗ってあります)にパーツと呼ばれる、おもちゃや木のミニチュアなどを置いて、表現していくという心理療法です。


 こころはみえないので、形にすることで、かいまみえる感があるのです。


 グループで置く場合は、無言でやりますので、言葉を使わないコミュニケーションになって、自分ではしない表現に刺激をもらったり、思いやりを感じたり、と不思議な交流となります。


 わたしも、自分のこころのありようや変わり具合、こころあたたまる交流などが感じられ、自分を知るいい機会となりました。


 年に1回のワークは、車の1年点検のようなものです。  


Posted by いなまつゆか at 18:06Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2010年07月04日

お誘い

 今日は、講座第2回「パーソナリティー理論」の講師の仕事でした。


 カウンセリングや、「個性」について学びたい、知りたいという方、学びに来られませんか?


 自分らしさって、わからるようで、わからないものですね。


 学びを深めるにつれ、少しずつ自分に出会う機会に遭遇するかもしれません。


 また、7月17日(土)~19日(月)まで、岡山県日生の鴻島でワークショップを行います。


 ゆったりと島時間にのっかって、おいしいお魚を食べながら、いろんな出会いが経験できます。


 これも、よかったらご参加ください。


 詳しくは東播磨カウンセリング研究会HPをご覧くださいニコニコ   


Posted by いなまつゆか at 19:44Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2010年04月19日

自尊感情を育てる

 昨日は、東播磨カウンセリング研究会の総会でした。

 総会の記念講演に、小野市市民案全部ヒューマンライフグループ課長の中村和子先生に来ていただきました。


 テーマは「自尊感情を育てる」

 教育現場、相談現場に携わってこられた先生の経験談をうかがい、シートを使って、自尊感情を考えること、感情を大切にすることを学んでいきました。


 自分を、他者を大切に思うこころは、本当に大切なことで、何度学んでもいい、価値あるテーマだと思います。

 特に対人援助をするものにとっては、欠かせないテーマです。

 参加者の皆さんにも、いい刺激になったのではないかと思います。


 わたしも、講師としてではなく、参加者として体験できたことが、よかったです。  


Posted by いなまつゆか at 18:28Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2010年03月07日

グッドジョブ!!

今日は、東播磨カウンセリング研究会の講座「ロールプレイングⅡ」の最終回でした。

最後にお疲れさん会を少ししました。

(また話と食べるのに夢中で、写真撮るの忘れましたガーン 。)

今年は皆さんの成長著しく、講師としてはこのうえなくうれしい最後の回となりました。

ロールプレイは、実践なので、かなり厳しくつらい面もありますが、皆さん笑顔とガッツで乗り越えてくださいました。

講座のみんな、おつかれ~花まる

晴れさとえさん、「三田2」でコメントありがとうございます。フルネームだったので、こちらに載せますね。もしフルネームで出してくれということでしたら、またご連絡くださいニコニコ

「息子にやり方を聞きました。いつも有難うございます。先生には、もう私が、前に何の仕事をしていたかばれていると思います。昨日は、子どもの頃を思い出すところで、涙が出てコンタクトレンズがずれて困りました。大阪は、何処の出身ですか?わたしは 北の方から三田へ結婚して来ました。また来週お願いします。夫も誘ったのですが、、、。」

いやーさとみさんの前職、なんでしょう?また正解を教えてくださいね。

わたしは、大阪の河内松原生まれ、藤井寺育ち、その後堺などへと、もっぱら南大阪を転々とした後、須磨から播磨町へ流れ着きました。また来週、三田で、よろしくお願いします。  


Posted by いなまつゆか at 19:27Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年09月26日

ほっとした~

 今日は、動作法を学ぶ月例会「ほっとの会」でした。

 貴重な癒しの時間なのに、なかなか行けず、久しぶりの参加です。


 今日は、自分の背中を見てもらい、普段動かさないところを動かす経験をしました。


 とても新鮮で、気持ちがよかったです。


 固まっていたところに、風穴が開いた感じで、息が楽になりました。


 会の名のとおり、ほっとしました赤面


 次回は、10月24日10時からです。

 わたしは、仕事で行けません<残念>。  


Posted by いなまつゆか at 20:05Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年06月28日

ロールプレイングⅡ始まる

 東播磨カウンセリング研究会の講座「ロールプレイングⅡ」が始まりました。


 ロールプレイングとは、役割演技。

 カウンセラー役とクライエント役に分かれて、きく練習をします。

 ⅠをふまえてのⅡですので、結構大変です。


 でも、皆さんⅠでがんばった成果が出ていて、なかなかの滑り出しでした。


 頭でわかっても、実際にやるのはまったく別で、ただ「きく」ということが、どれほど難しいことか。

 講師のわたしも痛感しています。


プレゼントマダムさん、コメントありがとうございます。

 お誕生日を祝ってもらえて、ピースもしあわせもんです。

 あとどれぐらいの付き合いかわかりませんが、ともにいる日々を大切にしたいと思います。  


Posted by いなまつゆか at 20:19Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年04月19日

総会

 今日は、東播磨カウンセリング研究会の総会でした。

 総会の後、記念講演として、神戸松蔭女子学院大学の勝木洋子先生にお話していただきました。




 少子化問題の話あり、海外の女性や子どもたちの問題の話あり、と幅広く興味深いお話でした。


 知らなかったことを知り、遠い世界の話をきくと、こころが広がりますね。


 いい学びの機会となりました。


  


Posted by いなまつゆか at 17:53Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年03月16日

次回ほっとの会の変更のお知らせ

 次回のほっとの会(動作法を学ぶ会)の日程と時間、会場が変更になりました。

日時:4月26日(日)
    13:30~

会場:播磨町西部コミュニティーセンター


以上です。

よろしくお願いします。  


Posted by いなまつゆか at 23:33Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年03月01日

ほっとの会

次回ほっとの会は、4月5日(日)10:00〜

野添コミュニティセンターで行います。
  


Posted by いなまつゆか at 17:56Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年03月01日

打ち上げ

今日は、東播磨カウンセリング研究会の講座「ロールプレイ1」の最終回で、打ち上げをしました。

みんなで、ご馳走を食べて、労をねぎらいました。

受講生の皆さん、お疲れさまでした。
  


Posted by いなまつゆか at 17:52Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年02月15日

いよいよラスト

 今日は、「ロールプレイングⅠ」の講座でした。

 自分たちのやりとりを録音して、検証します。


 厳しいけれど、力がつきます。

 
 11回積み重ねてきて、それぞれの皆さんに、精神的にも技量的にも成長されてきたなぁと思います。

 
 次回3月1日は、最終回です。

 勉強が終わった後で、一品持ち寄りの会をします。


 がんばったからこそ、打ち上げが楽しめますねニコニコ

   


Posted by いなまつゆか at 19:35Comments(0)東播磨カウンセリング研究会

2009年02月01日

次回ほっとの会

 今日は、ロールプレイングⅠとほっとの会(動作法を学ぶ会)がありました。

 ロールプレイングは10回目なので、ずいぶん慣れてきて、なごやかな中にも、しっかりと意見交換や振り返りができています。


 続けるということは、偉大ですね。


 次回ほっとの会です。

 3月1日(日)10:00~
 野添コミュニティーセンターです。  


Posted by いなまつゆか at 18:36Comments(0)東播磨カウンセリング研究会
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